シーズンを終えたウィンターウェアの洗い方

こんにちは!

GWも終わり、もう季節もあっという間に過ぎていきますね・・・!

今回は東北や北海道でも季節的に役目を終えたであろうスノーボードスキーウェアの洗い方についてご紹介させて頂きたいと思います!

スキー市場様より引用

雪に濡れても水が染み込まない構造だから・・・

スキーウェアやスノーボードウェアは他の洋服とは異なり、生地の目の細かさや縫製が非常に水に強い構造となっています◎それは水に濡れた状態で滑っていると様々な弊害があるからです!

  • ウェアが濡れた状態で染み込むと体が冷え寒く感じる
  • 体温で溶けた雪が再度滑ることで外気に触れ、氷となり塊になってしまう
  • 濡れて凍ったところに再度雪が付着しやすい

上級者ほど転ばないので寒くなく、初心者ほどよく転びウェアが水に濡れて寒く感じてしまうという感じですね!

東北や北海道でかなりの薄着で(なんならウェアでもない格好)滑ってらっしゃるのは、そもそも転ばないから濡れない=濡れないので寒くないという具合ですね(^^)

さらにそれだけではなく、スノーウェアは冷えをさえぎるだけでは機能として不足してしまいます。暖ければ良いだけならダウンジャケットで十分ですが、体を動かし汗をかくことで適度な熱を逃しつつも暖かい構造でなければいけないのでその点も少し特殊かもしれません。

こんな特徴を持つウェアだからこそ非常に丈夫な素材ではあるのですが洗うのは少し工夫が必要なことが多いです。

なぜでしょうか??

洗濯をしようと思うと中々厄介

先ほどのお話からこれをご自宅で洗おうと思うと中々厄介です・・・!

先ほどの特徴で挙げた「水を通しにくい繊維生地」から洗濯で使用するお水が繊維の間を抜けにくい点であったり、「縫製部分に水や風が抜けにくいよう防水テープや加工」をしていると、洗濯や脱水時にお水が通ってくれないような事態に発展してしまいます・・・!

し無理矢理洗濯機で洗うとこれがまた問題で生地が経年劣化した部分から水が抜けようとしたり、接着テープや縫製の接着加工を内側から圧力が掛かって劣化してしまうこともあります・・・!

また洗うことで購入した時に繊維表面に加工してある【防水・撥水加工】が使用による経年劣化や、洗うことで加工が取れてしまうんですね・・・!

撥水加工が取れてしまうと繊維生地にお水が浸透しやすくなってしまう事態が発生してしまったり、その結果濡れやすく乾きずらいようなウェアになってしまうことも挙げられます

これをしっかり加工してあげながら洗ってあげることが重要です!

汚れの種類

付着する汚れも意外といろんなものが付着してしまいます。

まず代表的なものはズボンの裾の泥汚れや雪の汚れです。

雪の汚れ?と思われるかもしれませんが意外と雪も空気中の汚れを吸着して降っているので、雪そのものも意外と汚れています。またこのようにボードやスキー板を持ち運ぶことも多いのでその際にワックスがパンツに付着することも….!

ボードのメンテナンスをされている方ならわかるかもしれませんがこれが中々取れないことも多いのです・・・!


続いて意外と付着するのはリフトのケーブルの潤滑油であるグリスです。雪が降るような寒い環境でも固まらずに動くことが求められるため低温でも固まらず、雪溶けの水分と一緒に垂れてくることでウェアに付着すると取れづらくなってしまいます。

クリーニング屋さんに出すのはどうなの??

洗うのも難しそうだしクリーニング店に出すのはどうなの?と思われる方も多いと思います。その際はちゃんとお店を選んでクリーニング店に出してください!

というのもスノーウェアはお水で洗うことが基本ではあるのですが、付着しているものや残っているものは油汚れが多い点や、ドライクリーニングという溶剤で洗うと撥水加工や縫製での撥水テープなども剥がれやすくなってしまうため技術力や知識のないクリーニング店に出すのはあまりオススメはできません。

お近くに出したい信頼できるクリーニング店がない場合は信頼できるクリーニング店をご紹介したり、宅配便で送っていただければこちらで洗ってお返しすることもご相談に乗れるかと思いますのでお気軽にご相談ください。

(※クリーニングを行う場合は有料となります。目安料金は上下セットで1万円ほどとなります)

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スノーウェアの洗い方とは??

さぁでは具体的な洗い方をご紹介して参りたいと思います!


汚れがそこまで酷いと感じない場合は元々の撥水加工を取らないように最小限で洗っていきます。

①お湯と「肌に優しい液体石鹸」を準備して軽くブラッシングする

まずは汚れることが多い部分に「肌に優しい液体石鹸」を軽く垂らしてブラッシングしながら目立つ汚れを落としていきます。

液体タイプのリキッド液体石けんです。 オレンジオイルの力で残りやすい皮脂汚れや食べこぼしを分解しながら肌に優しい液体石けんでしっかり洗い上げます。 オレンジの皮から取れる天然オレンジオイルは皮脂や油分を分解する力があり、優しい石鹸でありながらしっかりと油汚れを落とします。


市販の化学繊維製のブラシや歯ブラシと違い、豚の毛からできたこちらのブラシは優しくブラッシングしながら効果的に汚れを絡め取り、石鹸の泡立ちも補助しながら洗浄します。 従来の半分の時間・半分の力で汚れを綺麗に洗浄します。


②「肌に優しい液体石けん」で洗濯機 or つけ置き洗いで洗う。

ウェアの状態にもよりますが、そこまで汚れが酷くない場合は「つけ置き洗い」

かなり汚れていたり古いウェアの場合は「洗濯機」の毛布洗いコースなどゆっくり洗うコースで洗います。つけ置き洗いでの洗う場合最もおすすめは「お風呂の浴槽」で洗うとスペースも広いしお水を追加したり抜いたりするのも簡単なのでぜひお試しください♩

ウェア自体は繊維はしっかりしているので洗濯機でも洗うことは可能なのですが、撥水効果のある加工を必要以上に剥がしてしまったり、縫製部分から水が侵入してこないよう防水テープが貼ってあることもあるので必要以上に洗濯機や脱水で力を加えると、そこから傷んでしまったりすることも考えられます・・・・!

できるだけ「つけ置き洗い」を中心に洗ってあげることが一番安全に洗えますので、面倒でもできれば手洗いで洗ってくださいね^ ^ それでも十分落ちますのでご安心ください!

他の洋服とは大きく違う注意点があります!

スノーボードウェアやスキーウェアを洗う時は柔軟剤はNGでお願いいたします・・・!

というのも柔軟剤は衣類に残るという性質があり、これがこの後使う「撥水加工剤」の邪魔をしてしまいます・・・!柔軟剤を使ってもウェアの素材はフワフワにもなりませんし、後からの「撥水加工剤」の邪魔をするデメリットにしかなりませんので、この柔軟剤は使わないという点だけは忘れずにお願いいたします!

同様の理由で「おしゃれ着洗剤」もNG

同じ理由で、おしゃれ着洗剤で洗うのも良くありません・・・!市販品のおしゃれ着洗剤の中には、肌触りをよくするシリコンや、様々な成分が洗剤の中に入っています。これらの内容によっては柔軟剤同様色々と「撥水加工剤」の邪魔をする成分が入っている可能性があります。

おしゃれ着洗剤を使わずシンプルな洗濯洗剤で洗うことがおすすめです◎


③15分以上洗ったら2回以上濯ぐ

あとはつけ置き洗いだと15分以上、洗濯機でも同様の時間洗います。

脱水がお水が抜けづらく難しいこともあるのですが、おすすめは洗面器やお風呂浴槽の「栓を抜くだけ脱水」がおすすめです。絞らない分、洋服の中に残りやすい脱水方法ではあるのですが、絞ったり脱水すると負荷をかける可能性があるので栓を抜くだけで自然に脱水してあげるとウェアへの負荷を最低限に抑えることができます。


④「撥水加工剤」で撥水加工する

2回すすいだら、最後に撥水加工剤に15分以上ウェアの浸します。

え?撥水加工剤ってどこで売っているかって?

そうなんです、撥水加工剤は市販では売られていません・・・!

(撥水スプレーはたくさんあるんですが)

MATINAでも現在新商品の一環として「撥水加工剤」を商品開発しています。ここまで読んでいただいた貴方で欲しい方がいらっしゃればモニター価格にて特別にご提供させていただきます。

まだ価格設定などは決まっていないのですが、あくまで試作品となりますのでモニター価格として300mlで3500円の予定を半額の1750円で特別提供予定です。

気になる方や300mlのパッケージボトルでどれくらい洗えるか気になる方は下記のSNSやGmailからお気軽にお問い合わせくださいませ。

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⑤浴槽であらかた水分を抜いたら、そのまま自然乾燥する

撥水加工剤に15分以上浸したら、その加工剤をそのままに濯がずにそのまま干していきます。

お風呂の浴槽でつけ置き洗いしていた方は栓だけ抜いてお水を捨ててしまい、自然に加工液が抜けたらそのままお風呂の中でハンガーにかけ吊り干しします。

この状態はべちゃべちゃ状態ですし、非常に重たいと思いますがハンガーを3本くらい束ねてから干すとハンガーが曲がらずに安心です。パンツの方もハンガーをまとめて束ねて折り曲げて干していってくださいね。


⑥自然乾燥が終わったら撥水スプレーをかけて、ドライヤーで温める

自然乾燥で完全に乾いたら、市販の撥水スプレーをかけます。

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価格が安い撥水スプレーもあるのですが、撥水スプレーは「フッ素樹脂」を原料とするものを選んでくださいね♩あまり安いものは含有量が少ないかそもそもフッ素樹脂を使っていないので効果がないか、あっても持続性が極端に短いことがあります。

最後に大事な仕上げ要素!

ドライヤーでウェアをしっかり温めます!

このドライヤーでウェアを温めるの乾燥目的ではありません。ドライヤーの熱でウェアの中に染み込んだ撥水剤と、後からかけた撥水スプレーの表面に後から乗っかった撥水剤を熱で結びつける役割を担っています。

この一手間を加えることで最高の撥水状態で長く持続性高く両立することができるんです・・・!

スプレーだけだと撥水加工の持続性が弱いですし、漬け込む撥水剤のみだと表面よりも内部に浸透しているので撥水の持続性は永くお使いできますが、表面に重ねて撥水スプレーを振ることでより撥水力を高めることができます。

温度をかけてあげることが目的なのでドライヤーが面倒な方やまとめて何点か洗う方は、コインランドリーの乾燥機もおすすめです♩

コインランドリーで乾燥機で熱を加える場合は100円〜200円、時間にして15分〜20分くらいで十分ですので、手間をかけるのが面倒な方はコインランドリーを利用しましょう!

(私はいつもコインランドリーでまとめてやっちゃいます)

随分長くなってしまいましたが、ここまでしっかりお手入れしてあげるかなり長くウェアを最高の状態でお使いすることができます・・・・!ぜひプロのクオリティをお家でもお試しくださいませ♩

ランドリーショップ MATINA(マティーナ)
福岡県久留米市本町3-9
営業時間/毎週水曜〜金曜 11:00〜16:00
    /毎週土曜日 11:00〜18:00  

※日曜日・祝日は不定期営業

TEL 080-5209-1929
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ABOUTこの記事をかいた人

45年続くクリーニング卸売業の3代目。お客様であるプロのクリーニング屋さんに繊維や仕上げ方などを教わりながら、現在では洗浄技術などをプロのクリーニング店に提案するように。 より多くの方に身近な洗濯や洗剤、せっけんのことを知って暮らしを楽しんで欲しいとの想いから福岡に2017年からスタートした洗剤専門BUBBLEMAN STOREは、2022年に移転を機にブランドのフラッグシップショップ「Laundry shop MATINA(マティーナ)をオープン。 「洗い方」を伝えるランドリーブランド「MATINA(マティーナ)」はアパレルショップ、雑貨屋さんなどを中心に全国65店舗展開中。 アパレルショップの素材や洋服に合わせたメンテナンスの監修や、企業様に合わせたオリジナル洗濯洗剤の開発も行なっている。 販売店様では洗濯教室などの体験型のワークショップだったり直営店では毎週金曜日に手作り無添加石鹸教室なども行っています。