皆様は「白のスニーカー」をご自分で洗ったことがありますでしょうか・・・!?
あるお客様のご相談でこんな声を頂きました!
『せっかく洗ったスニーカーの縫い目部分が黄ばんでた…』
それでは、原因と解決策を探ってみましょ👏✨
ちゃんと洗ったのに、何で??
白スニーカーを洗ったことがある方なら今回の悩みで捨てられたという方も多いはず。
真っ白なスニーカーをちゃんとゴシゴシ洗ったのに、乾いてみてみると縫い目やゴム底との繋ぎ目が黄ばんでしまっていた…
これはスニーカー以外でも上靴なども該当しますし、布製バックなどでも起こりやすい症状です。その理由や解決策について解説させていただけると嬉しいです。
大きく洗濯は3つの工程から成り立っています。
『①洗う』
『②すすぐ』
『③脱水』
の3つです!
この中で実際にどの工程で汚れが1番落ちているのでしょうか??
正解は、、、、
『②すすぎ』!!
でした!
通常のお洗濯でも言えることなのですが、『洗う』工程で洗剤の力で汚れを浮かして
(※もちろんそもそも汚れが浮いていないと取れませんが)、
『すすぎ』の工程で流しきるというのが汚れが落ちるメカニズムです◎
『洗濯』とは読んで字の如く、「洗って濯ぐ」ことが大事なんですね。

洗濯物を入れすぎると黒ずみが出てきたり、すすぎ1回でOKに甘んじて濯ぎを短縮したりすると、これと同じような現象が起きます。
特に、スニーカーやバックなどは洋服に比べて縫製部分が分厚く、水分が抜けにくい製品は特に黄ばみが出やすくなります。今回もこれが原因と思われます。
真っ白のお気に入りだから、何とかしたい…
なんで黄ばんでしまうか・・・
これは圧倒的濯ぎ不足が招いた事故なのですが、縫い目の部分が黄ばんでしまったり、汚れがムラになっているのも一度は動いた汚れですので、再び洗えば落ちる確率が高いです。
しかし、同じようにやっても同じ失敗を繰り返す可能性があります。
ですので、今度は改善したやり方でやってみましょう◎

引用:Oggi.jp
①「肌に優しい液体石鹸」とぬるま湯で1:1の洗浄前処理液を作る
(※1足であればキャップ1杯分(40ml)とお水40mlくらいで大丈夫です)
②スニーカー全体を先にお湯(40℃)に浸して準備しておく。
③スニーカーを取り出し、全体的にブラッシングする。
ここで洗い方のコツとしては生地の断截面を特にしっかり洗うと綺麗に見えます。
(※なるべく毛足の細かい泡立ちが良いものがオススメです)
④再び、お湯(40℃)を準備して「白さを取り戻す酸素系漂白剤」を洗面器に対して、スプーン半分(20g)入れる。
⑤酸素系漂白剤の洗濯液にスニーカーを入れて30分くらい放置する
⑥しっかりシャワーなどで、外側から、内側からあらゆる方向から濯ぐ。
(ここが1番大事なので入念に)
⑦同量のお水にクエン酸をスプーン半分(20g)入れて、もう一度洗面器に漬け込む
⑧しっかり濯ぐ。
⑨洗濯ネットに入れて、バスタオルなどで包み12分脱水。(最長の時間設定)
(※脱水は1点のみで行ってください)
以上です!文字にするとなかなかの作業量な感じですが実際やってみると大したことはありません◎
今回ご紹介した道具は下記で購入頂けます。

肌に優しい液体石けん 500ml
液体タイプのリキッド液体石けんです。
オレンジオイルの力で残りやすい皮脂汚れや食べこぼしを分解しながら肌に優しい液体石けんでしっかり洗い上げます。
オレンジの皮から取れる天然オレンジオイルは皮脂や油分を分解する力があり、優しい石鹸でありながらしっかりと油汚れを落とします。
肌に優しい成分しか使っていませんので、新生児や赤ちゃんなど食べこぼしやミルク汚れの気になる方や、デリケートゾーンでありながら汚れも吸着しやすいランジェリー用洗剤としてもお使いいただけます。

白さを取り戻す酸素系漂白剤 600g
白シャツなどの黄ばみ・襟の油汚れを綺麗に復元する、人体にも安全な国産の酸素系漂白剤です。
黄ばみや黒ずみなど白の洋服をまた白く復元する酸素系漂白剤です。
水と結合することにより、酸素と水素、二酸化炭素に分解され肌にも安全なので小さいお子様がいる家庭でもお使い頂けます。
消臭・殺菌効果も高く、衣類を白く漂白する効果の他に哺乳瓶の洗浄、洗濯槽の洗浄、各種焦げ付きなどのお掃除、血液汚れの漬け込み洗浄、ワインや果物のシミなどの「シミ」などにも使えます。

洗濯ブラシ(タンピコファイバー・綿シャツ用)
市販の化学繊維製のブラシや歯ブラシと違い、植物の繊維からできたこのブラシは繊維の隙間に汚れを絡め取り、石鹸の泡立ちも補助しながら効果的に洗浄します。
従来の半分の時間・半分の力で汚れを綺麗に洗浄します。 握りやすい丸型やソール用のもっと硬いブラシもありますので詳しくは、こちらを ご覧ください。
タンピコファイバーという植物繊維が使用されているため、素材はワイシャツやコットン・リネン 素材のお洋服用となりますが豚毛万能型よりも早く洗浄できます。
水にも油にも溶けない泥汚れ、クレヨン、墨汚れ、食べこぼし、襟垢汚れなどにオススメです。
ここがポイント!
ポイントはもちろん冒頭にお話した『しっかり濯ぐ』というところですが、あと二つポイントがあります。

引用:Oggi.jp
クエン酸を入れて2回目漬け込む
濯ぎ時にクエン酸の効果によって、石鹸や洗剤の濯ぎ残り防ぐ役割と同時に、白さをしっかり出す効果もあります。特にベージュや白など明るい色はワントーン上がりますので、騙されたと思ってやってみてください◎
クエン酸には不純物を取り除く効果もありますので洋服などを「白さを取り戻す酸素系漂白剤」を使う時は合わせて併用してみてください。
「しっかり脱水する」
そもそも論ではありますが、どうして縫製部や生地が重なったところだけ『黄ばみ』が発生するかというと、【乾燥速度】が大きく影響します。
自然乾燥するときに生地が薄いところから乾いていき、分厚いところや重なったところが最後は乾いていきません。この時に石けんの濯ぎ残りや汚れがちゃんと取れていないと、一番乾くところが遅いところに汚れや洗剤残りが移動していきます。
乾く際に集まった洗剤残りがだんだん濃ゆい濃度になっていき、最終的にはこれが完全に乾くと『際部分の黄ばみ』になります。
打開策はこちらです
これを防ぐためには、
「なるべく早く乾かす」
「均一に乾かす」
が大事で、プロのクリーニング屋さんなどは乾燥室と呼ばれる暖かい部屋で、短時間で乾かすため、そのような黄ばみなどが出ません。

引用:CUSTOM LIFE
ご家庭で出来ることとしては、
「しっかり脱水する」
「ドライヤーを当てながら乾燥させる」
ことで防ぐことができます◎
特に生地が重なる分厚い部分から優先的に乾かせば、他の部分が多少乾いてなくても、バランスを取りながら乾いていきますのでOKです!
困った方は試されてみてください◎
一連でご紹介いたしましたが、「面倒臭いなぁ」と思った方はクリーニング屋さんに出すと1500円〜3000円前後くらいだと思いますので、合わせて検討してみても良いかもしれません!
それでは!