焚き火の匂いを取る寝袋(シュラフ)の洗い方

こんにちは!

さて、今回は完全なる趣味投稿です!笑

洗い方を伝えるランドリーブランドMATINA(マティーナ)としてこちらのブログサイトでは洗い方をご紹介させて頂いております。

いろいろ洗い方を投稿しているのですが、今1番見られているのは「魚の匂いの取り方」が最もアクセスが高いので、きっと趣味投稿に需要があるんだと言い聞かせております!
仕事です!!笑

→お魚の匂いの取り方はこちら

アウトドアが大ブームの昨今、今回は
『寝袋(シュラフ)の洗い方』についてお話していきたいと思います◎


課題はカビ臭と獣臭と焚き火臭

基本的にはそこまで「シュラフ(寝袋)」は汚れるシーンは少ないかと思いますが、なんせ体をスッポリ入れて眠るもの。やはり匂いの悩みは嫌なものです・・・。

焚き火臭

お風呂に入ったとしても、やはり夜の焚き火は避けられません。

焚き火をしにキャンプに行っていると言っても過言ではありませんので、焚き火の匂いとは切っても切り離せない関係にあるのがシュラフ(寝袋)の運命です。


カビ臭

他にもご相談頂いたことがあるのは「カビ臭」です。

カビの匂いでありがちなのは、キャンプ場で使用したままの状態で持って帰り、一切開かずにそのままにしていると季節によっては次開封した時にカビの独特の匂いがすることがあります。

これはキャンプで宿泊したことがある方なら皆様わかると思うのですが、キャンプ場での朝は結露がものすごく発生します。これは外の外気温とテント内の室温に差が生じたときに、テント内の水分が冷やされて幕内の表面が濡れてしまいます。

403クリーニング様より引用

テント幕内に結露されてしまうのは勿論ですが、キャンプ場の下は土や芝生だったりすることが多いので水分も多くどうしても湿度が高くなってしまいがちです。

このままチェックアウト時間も早かったりするので、シュラフを早々に小さな袋に収納してしまうと湿度が抜けきれずに湿った状態で持って帰ってしまい、そこからカビが気付かない間に発生していまい、「カビ臭」へと繋がってしまいます・・。


獣臭

そして最後にたまにお悩みであるのが「獣臭」です。

この『獣臭』の原因は、中に入っている「フェザー(水鳥の羽)」によるもの。

シュラフ(寝袋)はダウンウェアと同じで、フェザー(水鳥の羽)の膨らみによって空気の層を作り、遮熱性が高く保温性を高めます。

あのシュラフで有名な「NANGA」さんもフェザーには品質を追求しており、シュラフの暖かさと軽さはフェザーの品質と言っても間違いではありません。

ちなみにシュラフを選ぶときに大事なポイントといたしまして、「フェザーの重量」を見て頂けるとシーズンによる使い分けの時に便利です。

単純にフェザーの量が多ければ多いほど空気のカサが増え、断熱効果の高い空気を多く含めるのでとても暖かくなります。一般的にフェザーの重量は300g〜1500gほどの分かれていますがそんなに大きく重さを感じるほどではないし、フェザーなので軽いので持ち運びにも楽ちんです♪

夏用シュラフ(なくても良いくらいの季節に便利です)

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春秋用シュラフ(最初の1枚を買う時におすすめのダウン量)

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冬用シュラフ(九州くらいのレベルだと冬用はこれでも大丈夫かも)

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フェザーというのは元々が水鳥の羽のため「下処理」をどれくらい丁寧に行なっているかによって品質も異なります。元々の獣臭を匂いを取るためには勿論丁寧に洗うのが最適です。

難しいのが徹底的に洗いすぎると羽自体の油分が奪われ、ふっくら感を失ってバサついてしまうと膨らみが減り、暖かさも失われてしまいます。

ここはシュラフメーカー様の腕の見せどころですね♪

安価なメーカー品だとどうしても下処理が甘く湿気などを帯びると乾燥していた時に気づかなかった匂いなどが戻ることがありそれが「獣臭」の原因です。

焚き火臭のつきやすさは薪によって変わります

まずは最も悩みの多い、焚き火の匂いから!

この焚き火の匂いの原因は『焚き火の木材の油分』です。

木材に含まれる油分が熱されることで、『油分のミスト(霧)』のような状態となりそれを浴びることでいわゆる『焚き火の匂い』が洋服や寝袋に付きます。

シュラフの匂いが付きやすい人はソロキャンプなど焚き火の近くに寝具やシュラフが近い人かもしれませんね・・・!

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木材によっても匂いのつき方は違う!?

針葉樹の薪

一般的に針葉樹は木材自体も軽いですよね?それは空気を大きく含んでいることと油分も多く含んでいるからです。匂いも広葉樹に比べどうしても着きやすい木材とも言えます。

代表的な木材の種類は、杉・ヒノキ・松などです。

着火用の木材として火がつきやすいので大変向いています。

フェザースティックなどを行うにも最適です♪キャンプ場で販売されている薪も針葉樹の方が乾燥が早いのでこちらが置いてあることが多いですね。

焚き火の匂いも付きやすい木材でもあるので気になる方は針葉樹は辞めて広葉樹にするのもポイント。

VASLAND COLUMN様より引用

広葉樹の薪

続いて広葉樹の薪は、針葉樹の比べ重く火もつきずらいですが、火持ちも長いという特徴があります。薪を縦割りするのも難しく大変なので、バトニングも難しい特徴があります。

代表的なものでナラ・さくら・ケヤキなどです。

広葉樹の方が油分が少ないので、匂いは付きずらい薪といえます。

匂いが嫌な方は広葉樹を使用すると針葉樹より匂いが付きづらくなります。

衣類や寝袋に付いた焚き火の匂いを取るには??

結論からお話いたしますと、焚き火の匂いは油煙を取ることが一番大事です。

巷で言われている、消臭スプレーやドライヤー、酸素系漂白剤も無駄とまでは言いませんが効果もそれほど大きく出ません。

最適なやり方はこちらです。

①油煙をキッチリ取るために洗う。

油煙をしっかり取るにはしっかり油汚れを落とすことが最も効果的です。

洋服であればこちらの液体石けんをお湯で洗ってあげるだけでOK◎

シュラフに関しては中にフェザー(水鳥の羽)が入っているのでもっと向いている洗剤がありますので、こちらは焚き火の匂いが付いた洋服のための洗濯洗剤という感じです。

肌に優しい液体石けん

液体タイプのリキッド液体石けんです。 オレンジオイルの力で残りやすい皮脂汚れや食べこぼしを分解しながら肌に優しい液体石けんでしっかり洗い上げます。 オレンジの皮から取れる天然オレンジオイルは皮脂や油分を分解する力があり、優しい石鹸でありながらしっかりと油汚れを落とします。

②シュラフを保護しつつ匂いを取る

次にご紹介するのは焚き火の匂いの付いたシュラフ(寝袋)の洗い方です。

洋服と大きく違う点はシュラフの中身はフェザー(水鳥の羽)使われていることです。

焚き火の油煙も取りつつ、中身のフェザーも保護することが大事です◎

先にもご紹介したようにシュラフの暖かさを決めるのはフェザーの量と膨らみです。

焚き火の匂いを取るために洗う時に注意が必要なのは膨らみを損なわずに洗うことです。

デリケート衣類を守るための洗濯洗剤

通常ドライマークで水洗いできないウール・シルク用洗濯洗剤です。ウェットマークまで洗濯機で洗うこともできます。 ウールやカシミヤ、アンゴラにモヘアなど動物から取れる繊維は暖かくて優しい繊維ですが、私たちの髪の毛と同様繊維のまわりはキューティクルで覆われています。 デリケート衣類を守る洗濯洗剤は、洗う前に先に洗剤に含まれた椿オイルでトリートメントを行なったのちに、優しく洗いあげることで今までのおしゃれ着洗剤にはない、衣類がしっとりと柔らかく洗い上がります。

この膨らみを長く持続させるために必要なのが、フェザー本来が持つ「油分」です。この油分をフェザーが持っている状態をキープできると膨らみも持続し、『暖かさ』も持続します◎

焚き火の匂いを取るために洗う時もフェザーを保護しつつ洗ってあげることで、しなやかなフェザーの柔らかさ膨らみを残しつつ、焚き火の匂いをとることができます。


①なるべく大きな洗濯ネットに、シュラフを詰め込む。洗濯ネットを持ってない方はそのままでもOK。

②設定で可能なら、洗い水量、濯ぎ水量、全てをマックスまであげる。脱水は1分にて設定。

③できれば手動設定が最適ですが、慣れない方は、洗濯機で「しっかり洗いコース」などのお水を沢山使って流すコースを選ぶ。可能ならぬるま湯をお風呂給水などをし洗濯機に入れる。

④「デリケート衣類を守る洗濯洗剤」を適量入れしっかり混ぜて準備。

⑤脱水後は、軽くほぐしてあげながら「コット」などの上に乗せて陰干し乾燥。しっかり乾燥させたいので、可能なら2日〜3日陰干し。

⑥完全に乾いたら、コインランドリーの乾燥機で100円〜200円分(15分〜20分)乾かす。心配な方はジッパー部分など金属部分などにアルミホイルを巻くと傷なども防げます。


乾燥でも一工夫

乾燥はまず洗濯が終わったら脱水まで行い自然乾燥で完全に乾かします。

シュラフはとても乾きずらいですし丸2日くらいは乾燥が必要です。

この時点でシワシワで不安になるかと思いますが心配は不要です。

続いて完全い乾燥したらコインランドリーに持っていき15分〜20分だけ乾燥機に入れます。ここで乾燥機に入れるのは乾燥が目的ではなく、暖かい空気を隅々に送り込みながら、ドラム内で叩き上げてフェザーをしっかりバラバラにして空気を送り込むことが重要です。

普段のメンテナンスにも最適

この方法は洗った時以外でも、簡易的に焚き火の匂いを取りたい時にも最適です。

飛沫した焚き火の匂いの元である油煙をお手軽に乾燥機の温度で飛ばしつつ、ドラム内の上下運動でフェザーの膨らみを取り戻すので暖かさも同時に回復させることができます◎

毎回洗うのも大変なので普段のお手入れとしては、お風呂を利用した後の浴室などの水蒸気が多い状態で一晩干して、翌日にコインランドリーに持って行って乾燥機にかけるだけでも大幅に匂いが取れます。

水蒸気がシュラフの繊維やフェザーに入り込み、簡易的ではありますがその後油煙の油分も乾燥機で飛ばしてくれます。こちらは洗うのに比べてお手軽ですし、まとめて何点もシュラフのお手入れを手間なくできるのでオススメです♪

洗うのができない時はお試しください◎

次回はシュラフのカビの匂いの取り方と獣の匂いの取り方をご紹介させていただきます!

ランドリーショップ MATINA(マティーナ)

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ABOUTこの記事をかいた人

40年続くクリーニング卸売業の3代目。お客様であるプロのクリーニング屋さんに繊維や仕上げ方などを教わりながら、現在では洗浄技術などをプロのクリーニング店に提案するように。より多くの方に身近な洗濯や洗剤、せっけんのことを知って暮らしを楽しんで欲しいとの想いから福岡に「洗剤専門店BubblemanSTORE」をオープン。「洗い方」を伝えるランドリーブランド「MATINA(マティーナ)」を立ち上げ、アパレルショップ、雑貨屋さんなどを中心に展開中。 販売店では洗濯教室、お店では無添加手作り石鹸教室なども開催している。 現在では、アパレルショップの素材に合わせたメンテナンスブックの監修や、企業様に合わせたオリジナル洗濯洗剤の開発も行なっている。