やっとMATINA LAUNDRYが完成したため少しずつお洗濯の方法をご案内出来ればと思います！
今回はお客様から質問された「ペットの臭い」にフォーカスしていきたいと思います！
まずそもそも、ワンちゃん達の臭いの源は何でしょうか？？これを分解していくとその臭いを取る方法や、予防することにも繋がります。
正しいやり方で行えばきちんと臭いも取れます！ワンちゃんたちも人間と一緒で乾燥肌にもなりますから、必要以上にシャンプーに入れるのもあまり良くありません。今日お伝えする方法はあくまでワンちゃんの洋服やペットマット、リードや布製のおもちゃなどに限りますのでご注意くださいね！
ワンちゃんの臭いの原因
外で思い切り公園で遊んだ後はなんだか匂ってくる・・・雨の日に散歩に行ったあとは臭いなーなんてことありませんか？？
ワンちゃんも人間と同様汗をかきます。この汗から分泌される成分がワンちゃんの洋服やカーペット、おもちゃなどにも移り臭くなってしまいます。犬には、「エクリン腺」「アポクリン腺」と2種類の汗腺があります。これは同じ汗線が人間にもあります。ただし汗線がある場所や分泌量が違うことから臭いの性質が変わります。
エクリン腺は、ワンちゃんの足の裏や鼻の頭等の限られた部位にあり、よくポップコーンのニオイがすると言われています。この臭いが移ることで、カーペットなどの悪臭の原因になることも。人間でいうとサラサラの汗がでる部分ですね！腕や足、背中などに多いです。
一方、アポクリン腺は臭いニオイを発する汗腺です。人間でいうと脇の下、生殖部、主に毛のある部分から出る汗がこれにあたります。犬の場合、このアポクリン腺がほぼ全身にあります。このアポクリン腺から出る汗の成分は水分・塩分・アンモニア・たんぱく質・皮脂・尿素などを含んでいます。
そして、汗だけでなく皮脂もにおいの原因になります。
アポクリン腺は、皮脂腺とつながっているため、皮脂を含んだ汗となります。この汗と皮脂が酸素に触れると酸化し、雑菌が繁殖して体臭が発生します。
これは実は人間においても同様です。
ワンちゃん達は毛の部分が多いため、アポクリン腺が多いのと毎日はなかなかお風呂に入れないため臭いが目立ちますが、人も同様にアポクリン腺はもちろんあります。BubblemanSTOREでは洋服にあまり洗剤や石鹸を使わない洗濯をおすすめすることはありません。ナチュラルクリーニングでこのような考え方を否定するつもりはありませんが、重曹や水のみの洗濯ではこれらの成分は落ちず蓄積していくことを知っているからです。皮脂が蓄積し酸素と結びついて酸化していくとただ単純に洗っても取れない頑固なシミ・黄ばみとなります。シミになってしまうと結局強い薬剤が必要だったり、白ならまだ救済できることもありますが、染色自体を壊してしまうこともあります。捨てなければならなくなるなら結局また洋服を大量生産で作られたもので安いものを買わないといけない・・・そのためには環境も・・・。汚れとは、複合的で水と皮脂のみと単純な色分けが難しく汗一つとっても水のみだと皮脂は落ちません。「洗濯」という本質は洋服を綺麗に清潔にするために行うこと。
落ちない皮脂やアンモニアが残留していくことで黄ばみや臭いをそのままにするのならば洗濯をする意味がないからです。できるだけ長く気に入ったものを使ってもらうためにも、肌に安全なもので洗ってよーく濯ぐ。当たり前ですけど、きちんと洗剤や石鹸を入れて洗ってほしいなーとは思います。
ペットの臭いを洗濯しよう！
そうです、ワンちゃん達の臭いの元は体内からでる汗であり、その中にある水分・塩分・アンモニア・たんぱく質・皮脂・尿素からの臭いや、皮脂が酸化し、雑菌が繁殖した複合的な臭いが「ペット臭」の正体です。ワンちゃんだって汗をかくのもしょうがないし、思い切り遊ばせてあげたいし、人間の都合でたくさんお風呂に入れすぎるのもどうかと思いますので、コチラでは付いてしまった臭いをマメに洗うことで洗濯で取ってあげて、お家のアイテムを清潔な状態で保つことで臭いを防ぐ方法をご紹介させていただきます。
汚れをまずシンプルに整理すると・・・・
- 皮脂汚れ
- 雑菌を抑える
この二つがポイントとなります。これさえキチンと抑えれば、酸化した臭いの元である皮脂を取り除き、それに繁殖した雑菌も抑えられる。すると臭いも取れるという感じになります。
ここで使いたい洗濯洗剤をピックアップ！
- 肌に優しい洗濯洗剤
- 白さを取り戻す漂白剤
- 香りで誤魔化さないエアーミスト ※臭いが軽い場合は必要ありません
肌に優しい洗濯洗剤
肌に優しい洗濯洗剤には善玉菌がはいっています。この善玉菌が洗浄後も臭いの元である雑菌の繁殖を抑え、繊維を良い状態で保ってくれます。市販の洗濯洗剤だと抗菌剤や菌を殺してしまうだけなので、全ての良い菌も悪い菌も無くなってしまいます。洗浄後すぐは良いのですが、悪い雑菌がまたはいってくると邪魔をするものがないのであっという間に繁殖して、また匂いが出てきてしまいます。洗濯をしたすぐはよかったけど、乾いたり濡れたりすると匂いがまた戻ってきた・・・とはこの状態です。ベースの洗濯洗剤として皮脂である油分を取る役割もあります。
白さを取り戻す酸素系漂白剤
酸素系漂白剤とは聞き慣れない方もいらっしゃると思いますが、水と結合することで酸素と二酸化炭素、水素になる漂白剤です。後に何も残らず安心ということもありますが分解されるときに殺菌・漂白効果があるために匂いが出て繁殖してしまっている衣類の雑菌を抑え、清潔に保ってくれる効果があります。また色柄ものにも温度調整を行えば使用できるので広くお使いいただけます。
香りで誤魔化さないエアーミスト
コチラは本来洗えないものに吹きかけて使うことが多いと思いますがお洗濯にも使えます。上記の洗剤でもどうしても落ちない時の最終手段と思ってもらうと良いかと思います。上の洗剤で落ちないという場合はより繊維の奥まで雑菌が入っている状態です。悲しいことに雑菌が多く残ってしまうと洗った後に匂いが復活してしまう場合があります。そんな時はこれを洗剤たちと一緒に入れて見てください！
まずは漬け込み液を作ります。分量は以下の分量でお願いします。
バケツ１杯（16L）にお風呂の残り湯（40℃〜60℃）を入れます。
※温度は高い方が良いですが高すぎると色が出てくる場合があります。匂いがキツイ場合は60℃くらいまで上げてみましょう。
肌に優しい洗剤を40cc(スプーン1杯)と酸素系漂白剤40cc(スプーン1杯)を入れ、軽く混ぜます。
この分量ですと濃色のものも一緒に洗うことが出来ます。
※特に匂いが気になる方へ
匂いが酷い場合は香りで誤魔化さないエアーミストも50ml同じタイミングで入れてください。
ペットの洋服やマットや、ベットカバー・毛布などもOK!キチンと浸る量入れましょう。
キチンと使ったら、20分以上漬け込み洗いします。
20分以上漬け込んでも構いませんが、あまり大きく効果がありません。またお湯の温度が著しく下がっても効果が薄れてしまうので、なるべく高めの温度設定でやりましょう。最大1日置いても構いませんが、色が出やすいものもありますので途中でチェックしながらやったり、白系と黒系は分けてやるのもおすすめです。
漬け込み洗いが終わったら洗濯機の自動洗濯モードでいつものように洗いましょう！すすぎは必ず２回で気になる場合は肌に優しい洗剤を30cc(スプーン3/4杯)入れて柔軟剤は使わず洗ってください。
バケツのまま洗濯機に放り込むと作業が楽です。自動洗濯モードで構いませんが、想像以上に毛がたくさん出てくるので、日常のお洗濯とは分けて洗うのをおすすめいたします。ここはあまり気をつけることはありません。
脱水まで終わったら天日干ししてください。
できれば部屋干しではなく、天日干ししてください。日光に当たることで匂いの元の雑菌が紫外線で完全に死滅し、逆に善玉菌は衣類に残るため雑菌の不要な繁殖を抑える効果があります。
以上です。
ここでのポイントは汗から分泌される皮脂汚れを落とすためにしっかりと肌に優しい洗濯洗剤と白さを取り戻す酸素系漂白剤を高い温度で入れて漬け込んであげることと、匂いの元となる雑菌をナチュラルな洗剤で取り除いてあげることがポイントとなります。また肌に優しい洗濯洗剤に入っている善玉菌の効果で再び雑菌が繁殖するのを抑える効果もあり、予防にもなる方法です。
日常のお洗濯で臭くならないように洗ってあげたい場合は
肌に優しい洗濯洗剤30cc＋白さを取り戻す酸素系漂白剤15cc
を入れていつものお洗濯をしてあげると日頃からキチンと皮脂を取りながら雑菌がつくことを防ぐことが出来ます。
カーペットた布団など大きすぎる寝具はご家庭で行うのは難しいので、ご贔屓のクリーニング店に臭いを何とかしたいことを相談しプロに任せてくださいね♩
是非ともお試しあれ♩
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