こんにちは!
8月も終わりに近づき、気温が下がってくるとまたあいつが現れてきます。
そう・・・・「蚊」!
気温もだんだんとこれから下がってくるとアウトドアで様々なレジャーでキャンプや登山、ツーリングやサイクリング、いろんなスポーツなど外に出る機会も多くなってくると思います◎

そんな中で活躍するのが『虫除けスプレー』です!
肌や洋服にシュッとかける虫除けスプレーですが一部の洋服には、洋服を溶かしてしまうことがあります・・・!本日は虫除けスプレーの種類や洋服を溶かしてしまう素材についてご紹介していきたいと思います!
虫除けスプレーをすると蚊に刺されない?
虫除けスプレーは蚊を始めとする様々な虫が嫌がる成分(忌避剤)を肌や洋服に残すことで虫よけ効果を発揮します。
一般的に代表的な成分で挙げられるのが『ディート剤』と呼ばれる有効成分。
※虫を寄せ付けないと勘違いしていましたが厳密に言うと近づいてきた蚊が肌を刺しても麻痺してしまい刺せないようにするのが目的らしいです。
これは以前にも少しご紹介させていただいたことはあるのですが、使用回数なども実は細かく設定されてあったりします。
この虫よけ成分となるディート剤は成分の濃度によって、
・ディートの濃度が12%以上のものは「医薬品」
・ディートの濃度が10%以下は「医薬部外品」
と医薬品医療機器等法(旧薬事法)上の分類が異なったりします。
元々アメリカや海外ではマラリアなど蚊を媒介し命に関わる感染症を防ぐために開発された「ディート剤」ですが、日本では元々12%が最高濃度とされていましたが、日本でも厚生労働省が2016年6月に30%まで高めることが決まりました。
ディート剤が濃い濃度のものが発売されるようになり、今回の注意喚起と同様で洋服のトラブルにも繋がるようになりましたので虫よけスプレーを購入するときも濃度を意識して購入されてみてください。
ディート剤 (虫よけ成分) がたくさん入っていると最強なのか!?
濃度マシマシのディート剤という虫よけ成分がたくさん入っていると最強なのか!虫には1mmも近づかないで欲しい・・・。
意外や意外にもそれがそうでもないみたいなんです・・・!
改めてディート剤という虫よけ成分を調べてみると、濃度が濃いからといって虫よけ効果が高いわけではないそう。。。。じゃあ一体何が良いのかを調べてみると濃度が高いと
虫よけスプレーの効果時間が伸びる
ことに最もメリットがあるそうです!
濃度が高いからといって忌避効果がものすごく高い・・・!と言うわけではないそうです。
それを踏まえた上で市販品の虫よけスプレーを比べてみましょう◎
比較的日常使いしやすい持続時間3〜4時間程度の虫よけスプレー
ディートの濃度が10%以下「医薬部外品」の製品をご紹介しています。最もオーソドックスなラインといえここで紹介するアイテムはスプレーやウォーターミスト、ジェルなど形状は違えどすべてディート剤濃度10%ちょうどのものばかりでした。
日本製では最も強い30%濃度の持続時間8時間程度の虫よけスプレー
ディートの濃度が12%以上のものは「医薬品」に該当する虫よけスプレー。いずれも効果が高いと言うよりは効果時間の持続性が高いといった製品となっております。いずれも30%濃度の日本製で製造可能な最も濃度が高い製品が多くなっています。
アセテート・トリアセテート・レーヨンのお洋服は注意が必要
様々な製品がありましたが多くの製品は使用可能な濃度の最大値までディート剤(虫よけ成分)が含まれていることが多いようでした。
この虫よけ成分のディート剤ですが専門的な言葉で言うと「ジエチルトルアミド」「N-ジエチル−3メチルベンズアミド」などの成分でお洋服のアセテートやトリアセテート、レーヨンやプラスチック(合成繊維)などにも影響を与えます。

アセテート60%・レーヨン40%

綿42% アセテート37% ナイロン21%
虫よけ成分のディート剤が及ぼす具体的な影響とは「洋服が溶ける」という症状です。
2点のアセテートが含まれる洋服をサンプルでお借りさせていただいていますが、アセテートの比率が高く、虫よけ成分の濃度の濃いものはもしかしたら洋服が溶けてしまったり、色が脱色や変色してしまったりする可能性があります。
特に海外旅行などの旅先で購入する虫よけスプレーは日本の基準よりさらに高濃度にディート剤が含まれるものもありますので、特に注意が必要です。
またアセテートやレーヨンを例に挙げましたが、同様にトリアセテートやキュプラ、合成繊維なども溶かす可能性はありますのでこちらのお洋服を着られる時は虫よけスプレーなどは注意して使ってくださいね!
一度溶けてしまった洋服はもう戻すことはできませんし、変色も繊維自体が変化していますのでクリーニング店様のシミ抜きも何をやっても状況が変わらないと思っていただいた方が良いかもしれません。
洋服に影響しない虫よけスプレーはある?
アセテートは、綿やレーヨン、キュプラなどに比べると軽く、ふっくらとした風合いがあります。適度な吸湿性・保温性・弾力性があり、とても着やすい洋服の素材の一つです。
天然原料の木材パルプを原料としているので分解性も高く今後ますます需要が高くなっていくことが予想される繊維です。
着心地もサラッとして春服や夏服などには多く使われる素材ですのでオシャレは気にせず楽しみながら虫よけスプレーの方に目を向けるのも良いかもしれません。
ここからはアセテートやトリアセテートが影響しない虫よけスプレーをご紹介しています。
ディート剤ではなく「イカリジン」と言う成分を利用した虫よけスプレー
「イカリジン」とは、1986年にドイツで開発・販売された虫よけ成分。 現在ではヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、アジア各国など世界54ヵ国以上で使用されています。 日本では、2015年に使用が承認された、新登場の「虫よけ成分」です。
一般的にはディート剤が有効成分の虫よけスプレーよりも肌に優しく小さいお子さまにも安心と言われています。濃度にもよりますがディート剤と同じくらい持続時間もあり、イカリジンが有効成分の虫よけスプレーにはディート剤にはあった回数制限もなく(その点肌への安全性も伺える)お使いできます。
効果はマイルドだが安心の天然成分の虫よけスプレー
植物は虫から自らを守るために、葉や幹から「フィトンチッド」という揮発性物質を発散しています。 フィトンチッドには、防カビ・防菌・防虫効果のほか、空気を浄化・消臭する働きもあることが知られています。 こうした虫除け効果があり、人や動物への影響がとても低い植物として、日本古来から「青森ヒバ」「除虫菊」「ハッカ」などが使われてきました。
化学製品が不安な場合は効果はマイルドになるかもしれませんが、このような商品も使ってみて蚊に刺されないようであればもっとも安心かもしれません。

まだまだ残暑が続きますが、少しずつ涼しくなってきてアウトドアやキャンプ、登山に花火大会、ウォーキングやジョギングにゴルフ様々なスポーツやレジャーが気持ち良い時期に入ります。

ぜひ自分に合う虫よけスプレーやお洋服をシーンに合わせて選ぶ時の参考にしてみてくださいね🎵
ランドリーショップ MATINA(マティーナ)
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