こんにちは!
お正月も一息ついてきて皆様少しずつ日常のムードになってきましたね!
今日は新年でも申し上げましたように (←詳しく知りたい方はこちら)
新しいラインナップをご提案できるように努めていきたいなぁと思います。
その中のおひとつをちょこっとご紹介!
洗濯ネットのチカラ
皆様は洗濯ネットを普段使われていますか??
今や百均などでもお安く手に入るようになった洗濯ネット。
様々なサイズや生地のものがありますが、皆様は洗濯のときに使われていますでしょうか??
洗濯ネットの効果はこの3つ
- 洗濯物を動かさないことで摩擦を減らす
- 他の衣類と擦れることを防ぐ
- 衣類が泳がないので余計な力が加わらないためデリケート向き
1.洗濯物を動かさないことで摩擦を減らす
動物性の繊維に限らず、摩擦をすることで衣類は消耗していきます。
動物系の繊維であるウール、カシミヤ、そして特にシルクなどは縮む可能性だけでなく擦れることによって光沢を失ってしまうこともあります。
なるべく単品で手洗いで洗っていただきたいのですが!
なかなか時間が取れない方や、どちらかというと化学繊維ベースのものは洗濯ネットに入れて動かさないように洗濯機で洗うこともできます。
抑えていただきたいポイントは・・・
ネットに遊びを作らない!
です。ネットにゆとりを作ってしまうと洗濯中に結局動いてしまい意味がないので、なるべく動かないようにギリギリのサイズを選ぶか、結んでしまい余分な隙間を埋めてあげることも一つの方法です。
2.他の衣類と擦れることを防ぐ
二番目の理由はこちら。
他の衣類と擦れることを防ぐ!
なんだ、さっきと同じか・・・と思った方もいらっしゃると思いますが、
「他の衣類と」というところがポイントです。
洗濯ネットには色移りを防ぐ効果もあります。
と言いますのが衣類が色移りをする最も多いのが脱水時なんです。
洗っている最中に色が移ってしまうと思われていることが多いですが、これは誤解で(ゼロな訳ではありません)、脱水時に色移りしています。
色移りしてしまったときに、
- 全体的に色が染まっているのか?
- 一部に色が付いているのか??
を見ることで原因を探ることができます。
この話はまたいつか詳しくお話するとして、今回はとりあえず洗濯ネットを使うと色移りしにくい!ということだけ覚えておいてくださいね♩
3.衣類が泳がないので余計な力が加えられないためデリケート向き
汚れを落とす3原則は下の三つです。
- 洗剤の力
- 温度の力
- 機械力の力
もちろん、洗濯ネットに入れてしまうと洗浄力は落ちてしまうのですが、この3原則の中の機械力を極端に落とすことができます。
理由は簡単で動きが制限されているため、必要以上に衣類が洗っている最中に広がらないから。
です。
綿や麻などは、機械力で擦れることを軽減するため、フィブリル化と呼ばれる衣類の表面の繊維がささくれのようになり、白っぽくなることを防ぎます。
また動物系の繊維あるシルクやウール、カシミヤなどは水に付けることで開いてしまうキューティクル(スケール)を絡ませることを防ぎ、縮むことを防ぎます。
ここらへんもまた詳しくお話するといたしまして、洗濯ネットに入れると縮んだり、伸びたりしずらいとだけ覚えていただけると幸いです!
ちなみにご家庭用のドラム式洗濯機や、コインランドリーの洗濯機が洗浄力が強いのは、回転が縦回転だから。
従来の縦型洗濯機→横回転のため機械の力のみ
ドラム式洗濯機→縦回転なので、重力の叩き付ける力が加わる
ここもまた詳しくいずれブログにて説明いたしますーw
今ある洗濯ネットを進化させる
ここまで洗濯ネットのことを知ると洗濯ネットを進化させる材料が揃ってきます。
市販には存在しないネットを作るために、まずは生地を厚みのあるスポンジを採用。
これだけ厚みがあるネットだと、余分にスペースもネット生地自体の厚みがカバーしてくれるため、衣類を余分に動かしません。
ネットというよりも挟みこみながら動かさずに洗うというイメージです。
縫製は完全に国産の予定。
チャックもYKKの丈夫なメーカー品を使用することで圧倒的な強度を誇ります。
海外縫製にしてしまうとどうしても縫製技術が安定せず長く使えなくなってしまうためMATINAのコンセプトとズレると判断しています。
現在この大きさの予定ですが、もう1サイズ小さくするかもしれません。
販売価格の問題もありますし、1着ずつ洗うことをスタンダードとしても良いかなと感じています。
このMATINAネットでできること
このネットが完成することで、今までよりより簡単に衣類のケアを行うことができます。
もちろん全ての衣類がご自宅で洗えるようになるわけではありません。
それは、水に付けるだけでシワになってしまったり、膨大な種類の繊維や生地の組み合わせで出来上がっている衣類は、仕立てたときの繊維自体が縮んでしまう可能性がゼロとも言い切れないからです。
しかし、より多くの方に身近で簡単に定期的にメンテナンスが出来るようになるのもまた事実。
少しでも多くの方がより永く使って愛着を持って、使い続けることのできるアイテムが増えていくと嬉しいなと思います。
これからはパッケージデザインなどの工程に入りますので、またご報告いたします!