さて、ようやく先日の豪雨の修復も無事完了して、お店の大掃除と床の張替えも完了いたしましたので、久しぶりに通常運転の投稿を行っていきたいと思います◎
なかなか大変なことになっておりましたが、 (その時の様子はこちらから) 移転までの間に必ずお店にお越しくださいね♪
床も綺麗にいたしましたので!笑
さて、今回解説させて頂く内容は海やプール、レジャーに公園に行く機会も多いと思います!
今の時期に多い、
『日焼け止めの落とし方』
について解説していきます◎
ウォータープルーフで水を弾いて長持ち!なので。
多くの日焼け止めが、真夏に使うことが多いですし、汗をかくシーンやレジャーで使用されることを前提で作られているので、お水を弾く「ウォータープルーフ」のものが主流です。
首元やお顔、腕にも塗られることも多いでしょうからその時洋服に付いたり、首元や襟元に擦れて日焼け止めが付着すると、なかなかいつものお洗濯だけでは取れないことも多くあります。
通常の洗濯では、水をはじくように出来ているウォータープルーフの水弾きで洗濯洗剤が奥まで浸透できないんですね。
よくある方法ではありますが、日焼け止めのウォータープルーフタイプも『クレンジングオイル』と洗濯洗剤を組み合わせて簡単に落とすことができます◎
この時選ぶ「クレンジングオイル」はなるべくシンプルな内容のものがオススメです。
あくまで「クレンジングオイル」はウォータープルーフの水弾きを溶かし、日焼け止めをきちんと吸着させるのは洗濯洗剤の役割。余計なものが入りすぎると洗浄成分を吸着してしまったりして、かえって取れづらくなることがあります。
日焼け止めを落とすワンポイントアドバイス
基本的には簡単に『クレンジングオイル』と「肌に優しい液体石鹸」をお互い原液で1:1で混ぜて、直接付いていそうなところの襟元や袖口などに塗り込んで軽く揉み込んでから洗濯機で洗えばOK◎
びっくりするくらい簡単です◎
①クレンジングオイルやクレンジングクリームと、「肌に優しい液体せっけん」を1:1で混ぜる。
②少し洋服を濡らしたうえで、直接日焼け止めが付いたところに塗り、手で揉み込む。生地と生地を擦り合わせてシッカリと揉み込む。
(※原液が付いて垂れてしまったときはお湯で行うとより落ちやすくなりますので、日焼け止めがたくさん垂れてしまったときなどはポットにお湯を沸かし、洋服の汚れた部分に掛けて行うとより綺麗に落とすことができます)
③濯がずにそのまま、洗濯機に入れてそのままお洗濯。
今回使用する「肌に優しい液体石鹸」は中にオレンジオイルという、油分を分解する成分が含まれており、クレンジングオイルで浮かせた「日焼け止め」を効率良く吸着させることができます。
日焼け止めの主要な成分はこの4つ。
- 水や油などのベース
- 紫外線吸収剤
- 紫外線散乱剤
- 保湿成分などの添加物
基本的には「紫外線散乱剤」で紫外線を反射させることでなるべく肌を守り、「紫外線吸収剤」で化学反応を起こし、紫外線を「熱」に変化させることで肌への紫外線ダメージを軽減させます。
つまり、残りのベースとなる油分などのベースを含む、「基剤」を落とすことができれば綺麗に取り除くことができます。いつもの洗濯だけで放ったらかしておくと、日焼け止めがついた部分から黄ばんでいくので必ず綺麗にしてから保管しましょう◎
一部注意が必要な素材も
基本的にやり方は凄く簡単なのですが、以下の素材が使われている時は要注意。
夏の時期に多い素材で、
・リネン(麻)
・レーヨン
・キュプラ
・薄手のコットン
などが入った素材は、擦ることで白っぽくなってしまうことも多いので注意が必要です⚠️
逆にコットン(厚)やポリエステルなどの化繊は丈夫なのでゴシゴシしてもらっても大丈夫ですよ◎
最後にこのような擦れに弱い繊維の場合は、以下の方法で試していただけるとより安心です。
擦れに弱い繊維についたら??
・リネン(麻)
・レーヨン
・キュプラ
・薄手のコットン
擦ると白っぽくなってしまう繊維についてしまったときには、以下の方法でトライ!
①クレンジングオイルやクレンジングクリームと、「肌に優しい液体せっけん」を1:1で混ぜる。
②洋服をぬるま湯に付けた後に、直接日焼け止めが付いた部分に塗り込む。
→あまり高温はかけれませんが、ぬるま湯に浸して馴染みやすくします。
③乾いたタオルやハンカチを日焼け止めがついた部分に乗せて、ひっくり返す。
→乾いたタオルが下に来るように、洋服の裏地を出してあげる。
④先がなるべく丸いもの(歯ブラシの裏側)で裏側からトントン軽く。この時は力を入れず、軽くトントンして、タオルにうつすイメージ。
→洋服の裏地からたたくことで、ダメージを最小限に抑えトントンと軽く叩いてあげることで日焼け止めをタオルにうつしていきます。
⑤繊維にあわせて適切に洗濯する。
ゴシゴシ擦ることがしづらい繊維は、日焼け止めを乾いたタオルに移すイメージで、擦るのではなく軽く叩いてあげるとOK◎
このときに濃ゆくまだ残っているような感じでも、「日焼け止め」がクレンジングオイル洗剤で緩んでいれば、この後の洗濯で流しさってくれるのでなるべく優しめにやってみてくださいね◎
夏物のお洋服は生地も薄いので、そこまで繊維の奥に汚れや日焼け止めは浸透することはありません◎逆を言えば簡単に落ちるということなので、簡単なしみ抜きや夏場の日焼け止めが付いてしまったー!というときはお試しください◎
繊維がクレンジングオイルで溶けちゃう?!
最後にアセテートやトリアセテートが使われているお洋服は、上のやり方が出来ません。
クレンジングオイルで溶けちゃったりする可能性があります。
アセテートやトリアセテートの混紡のものは信頼できるクリーニング屋さんに相談してみてください◎