お店に来られるお客様はいろいろで、
- 頑固な汚れ(泥汚れや子どもさんたちのよく付ける汚れ)の落とし方
- なるべく肌に優しいものを作りたい
- 石鹸教室のついでに
- 自分でコートやニットなどを洗っているがこれで正解なのか分からない
- 赤ちゃんが生まれて基本を知りたい
などなど。
けれどやっぱり一番多いのは
『肌に優しい』ものを使わないと荒れてしまう・・・という方です。
人によって何が最適解かは変わる
ネットなどでご自分で調べたけど情報が多くて分からない・・・
という方も多くいらっしゃいます。
どれが正しいというよりも肌の弱さも人それぞれなので、自分に合うものを見つけてみてくださいね!
まずは一口に「肌に優しい」といってもいくつか段階があります。
レベル1>>>>>石油由来の合成洗剤でも全然平気
レベル2>>>>>植物由来の合成洗剤なら
レベル3>>>>>石鹸主成分のものなら大丈夫
レベル4>>>>>石鹸のみ、もしくは純石鹸なら
レベル5>>>>>重曹やセスキなど界面活性剤が全くはいってないもの
段階によって注意すべきことや使い方が変わります。
レベル1>>>>>石油由来の合成洗剤でも全然平気
石油由来の合成洗剤が全く平気な方は、そもそも洗濯洗剤を気にする方は少ないのかもしれません。市販のスーパーやドラックイレブンで販売されているのは85%この系統が多いので何気なく使っているとこれを使っているかもしれません。
良い洗剤を使うのはちょっと・・・という方でも石油由来の合成洗剤も、「しっかり濯ぐ」ことと、 「柔軟剤」を使わないだけでもかなり変わると思います。
レベル2>>>>>植物由来の合成洗剤なら
この辺りが良く分からない・・という方も多いと思いますが、植物などの油脂から取れる脂肪酸を抽出して、それを合成して作る方法や、『複合石鹸』と呼ばれる石油由来の洗剤と自然由来の石鹸を混ぜて作るタイプのものもあります。
大きい特徴として「使うのが簡単」という大きなメリットもあります。完全な石鹸ではないのですが、石油由来の合成洗剤と肌に優しい「石鹸」の良いところ取りをしたハイブリッドな良さもあります。
レベル3>>>>>石鹸主成分のものなら大丈夫
お店に並んでいるものの多くの「洗濯用石鹸」はこれに該当することが多いです。洗浄成分である「石鹸」に『助剤』と呼ばれる洗浄力を補助したり、使いやすくなるように補助的な役割で入れるものもあります。
いわゆる『無添加』にはなりませんが入れている助剤の多くは「肌に安全なもの」が多いので、無添加じゃないと!!と必死になることはないかもしれません。
ちなみにMATINAもこちらに該当するものが多く、「肌に優しい洗濯洗剤」なら『善玉菌』や『助剤』を入れています。こちらとレベル5のハイブリッド型のような内容になります。
【肌に優しい洗濯洗剤】
植物オイルからできる石鹸をベースに市販洗剤の1/40まで界面活性剤を抑え、濯ぎ残りのない肌に優しい洗濯洗剤です。洗浄力はしっかり出る秘密は善玉菌。善玉菌のチカラで洗うたびに洗濯槽の汚れやカビを食べてくれるだけでなく、雑菌の繁殖から臭う部屋干し臭を抑える消臭効果もあります。日常のお洗濯にぴったりの使い方も簡単な無香料洗濯洗剤です。
ドラム式や面倒くさがりやさんにもオススメです◎
レベル4>>>>>石鹸のみ、もしくは純石鹸なら
こちらはそのままにはなるのですが、いわゆる「純石鹸」というものになります。脂肪酸ナトリウム(=石鹸の成分)100%という状態です。シンプルなのでもちろん肌には優しいですが、使い方に注意が必要です。
「しっかり泡立てる」「お湯で溶かす」「しっかり濯ぐ」などのポイントが非常に重要で、シンプルが故に価格が安い側面や使用する量は石鹸の中では少なかったりするメリットもあります。
レベル5>>>>>重曹やセスキなど界面活性剤が全くはいってないもの
ナチュラルクリーニングで耳にしたことのある方もいらっしゃるかもしれませんが、「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」「オキシクリーン」などもこちらに該当します。界面活性剤の効果(油と水を混ぜ合わせる)効果で綺麗にするのではなく、汚れの性質(酸性)のものに、反対の弱アルカリ性で中和して落とすような洗い方になります。
もちろん肌への安全性は高いのですが、どうしてもこれだけだと『油汚れ』の蓄積で黒ずみなども発生しやすいので、石鹸洗濯と組み合わせて『一つの洗い方』に固執せず、柔軟に使い分けていくとベストです。
結局一番良いのは??
結局どれが一番良いの??となってしまうかもしれませんが、結局は中身を理解して自分に合ったものを使うのがベスト。
どれじゃないとダメだ!とかどれ以外はダメなんだ!
ではなく、違いを理解して自分に合ったものが選べると良いかなと思います。
ぜひ、いろいろ使ってみたりしながら『私の洗濯』を見つけてみてくださいね♪