初めての3部作となってしまいました。
寄り道が多すぎたかもしれませんが、やっぱり知って頂きたい柔軟剤のこと。
もしお時間あれば、過去のものもご覧になられてみてください。
柔軟剤使わない方が良いの??
前回のおさらいです。
洗濯すると衣類が固くなる原因
- 乾燥時に繊維同士が硬化し、毛束状態で乾燥する。
- 吸水性は高い。
柔軟剤の仕組み
- 柔軟剤は衣類に惹きつけられるようにくっつくため濯ぎを行っても外れない。
- 衣類をぐるりと界面活性剤がコーティングする。
- その結果、繊維がバラバラになったまま乾燥し柔らかくなる。
- 当然、界面活性剤でコーティングするため化学物質に敏感な方や肌に弱い方には向いていない。
タオルをぐるりと囲い込む界面活性剤。
これにはどちらが良いのか??という意見は賛否両論あります。
衣類をぐるりと取り囲むのが、界面活性剤で肌にいいわけがない!!
という意見。前回お話したとおりカチオン系界面活性剤が衣類に残らないと柔軟効果を生み出しません。ある一定量は付着した状態で乾燥しないとダメということですね。
特に最近の市販の柔軟剤は商品ごとの差はほとんど香り付けになっています。市販品は合成香料を使用しているものがほとんどです。
天然の精油に比べて種類にも寄りますがコストが1/10程度になることと、天然の精油に比べて少量で香り付けができるからです。天然の精油に比べれば万人受けするためにアレルゲンの少ないというのも理由の1つかもしれません。
しかしメリットとして柔軟剤であるカチオン系界面活性剤には抗菌作用があり、菌の繁殖や抑える効果もあり梅雨時期の嫌な部屋干し臭の予防にはなります。
私達が便利で安いものを望むがゆえに、市場にはそのような商品がほとんどになってしまったのもまた事実でもあります。科学的なものではありますが、なんともない方も多くいるのも事実ですし、洗剤に比べても性質が違うため経皮毒などの心配も薄いかと思います。が、しかし肌の弱い方や赤ちゃん、アトピーの方は避けた方が良いのもまた事実です。
柔らかくなるんだから、肌に刺激が少ないはず!!
これがもう1つの意見です。衣類やタオルが柔らかくなり摩擦が減るので肌刺激が少ないに決まってる!という意見です。
上記の意見が化学的な危険性をお話するのであれば、こちらは物理的な摩擦による痒みや肌荒れを指摘しています。
当然、毛束になって固くなった衣類やタオルは柔らかくなったものより皮膚に対する摩擦による刺激は大きいと考えられます。そういった症状やアトピーの方にとってはこの衣類のガサガサ感は辛いものがあるかと思いますし、症状を悪化させることにもなりかねません。
また洗うときに使う洗剤の石油系界面活性剤にはどれだけ薄くなっても洗剤分が残るという性質があり、石油系界面活性剤もまた濯ぎが悪く衣類やタオルに残ると硬くなる原因になります。
このように柔軟剤を使うことには一長一短あり、どちらが必ずいいというのも難しいところです。見る方向や角度によって大きく変わります。
まずは知って頂いてから、何を選ぶべきか自分で選ぶ。
これが一番大事かと思います。
柔軟剤を使わずに柔らかくする方法
実は衣類やタオルを柔らかくする方法は、柔軟剤を使う方法以外にもいくつかあります。
衣類やタオルが硬くなる原因が分かっていれば簡単なはず・・・もう大丈夫ですよね笑??
つまり、毛束になったまま乾燥するとガサガサになってしまいます。
最も原始的!手でパンパンする!!
そうです!!やり方は超単純!!
洗濯物をほぐしてあげる!!というやり方です!笑
どこじゃないとダメということもありません。なるべくたくさんほぐしてあげた方が良いです!
やり方として、
- 洗濯機のほぐし時間を長めに設定してあげる。
- 脱水後なるべく、ほぐすイメージで干して、干したのちにパンパンしてあげる。
- 乾いたあとも畳む前にほぐしてあげる。
ひたすら、ほぐしてあげる、ということです。笑
昔からある方法ではありますが、実は最も利にかなっていて柔らかくなります。また柔軟剤を使わないことで吸水力も抜群!
タオルもしっかり水分を取ってくれるし、汗をかいても衣類が吸ってくれるので、肌が弱い方やアトピーの方も蒸さずに洋服や下着本来の働きをしてくれます!
ただ全部すると、なかなか骨が折れるというのがネックなところでしょうか?笑
超お手軽!コインランドリーに持っていく!
コストはかかりますが、最も手軽に柔軟剤を使わずともフワフワになる方法です。
そして他のやり方の何よりもフワフワの新品のような柔らかさを取り戻します。一回始めるとやめられないほどフワフワになります笑。
-
家もしくは、コインランドリーで洗う。
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コインランドリーで乾燥機に入れる
-
普通に畳む
やることもいつもと変わりません。柔軟剤を使うよりおおよそ2倍くらい高さが高くなるほどフワフワになります。
秘密は乾燥の温度がかかった状態で、「タンブリング」と呼ばれるグルグル回しながら乾燥する方法にあります。
乾燥温度があることで通常の自然乾燥に比べて早く乾燥しながら、さらにグルグルと叩く効果で繊維同士が離れしっかりとほぐされて、繊維の1本1本までフワフワになります。
クリーニング屋さんも衣類にもよりますが同じような方法で乾燥させるために、自然乾燥にはできないフワフワ感を生み出すんですね。
洗濯洗剤を変える!
手前味噌ではございますが・・・笑。
今までお話した柔軟剤のことや、洗濯のことを考慮し作られたMATINA「肌に優しい洗濯洗剤」を使うことです。
チラッとお話したのですが、洗剤と石鹸の大きな違いはどれだけ薄くなってもその洗浄効果を保てるのか?というところにあります。
ただし、せっけん洗濯にはちょっとしたコツが必要で、石鹸が不足したり、泡立てが不十分だったり、硬水域だったりすると上手く洗濯できずに「石鹸カス」という名前は石鹸だけども水にもとけない何の役にも立たないどころか、肌荒れや黄ばみを産んでしまうものが生まれてしまいます。しかし、石鹸洗濯も良いものですので、いつか詳しくやり方も乗せますね♪
肌に優しい洗濯洗剤
洗剤の力に頼らず善玉菌の効果で汚れを食べてくれる洗濯洗剤。
肌に刺激のある「界面活性剤」を市販品の1/40~1/200まで抑え、洗浄力はしっかり。
ニオイの元となる雑菌や悪玉菌を食べてくれるので、化学的なものを使用せず部屋干し臭・生乾き臭がありません。
また洗濯槽の黒カビなども繁殖する前に分解してくれるので、使い続けることで
洗濯槽がカビに強くなる効果があります。
衣類を固くする原因の1つに石油系界面活性剤の濯ぎ残りが1つ要因としてあります。
石鹸洗濯も洗浄のコツを抑えていないと、石鹸カスが残った場合繊維を硬化する可能性があります。
まず、こちらの洗剤(中身は石鹸なのですが、界面活性剤が70%以下の場合は洗濯石鹸と表記することができないので洗剤と言わせていただいています。)
界面活性剤が0.5%しか入っていません。なので根本的に石鹸のコツや濯ぎ残りが出るという心配がありません。
もう一つはこのすごく少ない量の界面活性剤の濃度でキレイになる秘訣でもある、善玉菌の力です。話をすると長くなるので割愛しますが、この効果も合わさって洗濯する水を軟化させ軟水として衣類を固くさせにくい働きを持っています。
なので柔軟剤を入れなくても、フワフワに仕上がるというわけです。コインランドリーにはかないませんが笑。
いかがでしたでしょうか??
だいぶ長くなってしまいましたが、これが柔軟剤の秘密とフワフワの秘訣です。
気になる方は柔軟剤を入れずにフワフワにする方法も試してくださいねー!それでは!
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