「タオルをふわふわに仕上げたい」
こう願うのは人類なら致しかたないかもしれません・・・。
という冗談はさておき、今回は聴き慣れない「ほぐし」について説明させて頂きたいと思います。
ふわふわにしたい・・!
柔らかく仕上げようと思うとやっぱり、多くの方が一番最初に思いつくのは「柔軟剤」かもしれません。
柔軟剤はあまり肌にはよろしくはないので、MATINAではあまり推奨したくないので今日は柔軟剤を使わずタオルや洗濯物を柔らかくする方法を3つお話いたします◎
①『ガス乾燥機orコインランドリーで乾燥』
お金は掛かりますがもっとも柔らかくなる方法の一つ。
柔軟剤なんか入れなくたって驚くほどタオルも柔らかくなるし、吸水性も保ったままでホテルのタオルより高いクオリティで仕上げることができます。
お金もかかるのでコインランドリーをよく利用する方は思い切ってご自宅にガス乾燥機を入れたり、お家を建てようとする方は予め選択肢に入れてあげるのも一つかもしれません。
また家庭用の乾燥機で「ヒートポンプ」というタイプの乾燥機はここまでフワフワにはなりません。(生地を痛めずに乾燥できるという大きいメリットはありますので別の機会でご説明いたします)
ふわふわにできるポイントは
- 温度をかけて乾燥する
- タンブリング乾燥と呼ばれるクルクル回る乾燥機
です!
②『石鹸洗濯をする』
石鹸で洗濯すると、石油由来の洗剤と違い必要以上に繊維がもつ油脂を奪わないことと、石鹸そのものが油脂であるため、ふっくらと柔らかく仕上がります。
けれど「石鹸洗濯」はきちんと濯ぎが出来ていないと、残った油脂分から匂いがしたり、黒ずみの元になることもあるので、きちんとやり方を守って洗濯することが大事です◎
③『ほぐしという工程を考える』
衣類やタオルが固くなってしまう理由はいくつかあるのですが、「ほぐし」という工程を考えるのも一つです。
「ほぐし」とは脱水後キュっと小さくなってしまった衣類を、最後にさらに柔らかく緩く揉みほぐすことで硬くなることを防ぐ工程です。
タオルや衣類が硬くなる原因は衣類が「毛束のまま乾燥する」と硬くなってしまいます。市販の柔軟剤は表面を油の膜で覆うことで毛束で乾燥するのを防ぎ柔らかさを出しますが、引き換えに「吸水性」を失ってしまいます。
つまり、「毛束を柔らかくほぐす」ことで柔らかく仕上げることもできます。
コインランドリーが柔らかく、ふわふわに仕上がる理由もこれが理由です◎
市販の洗濯機には付いてるメーカーと付いてないメーカーがあり、(Panasonicだと「からみほぐし」)洗濯機を買うときに気にして見てみるのも一つです。
〈ドラム式乾燥機がある場合〉
もしお家にドラム式の乾燥機や洗乾機がある場合は、『乾燥』の目的ではなく、「ほぐし」の目的で10分程度だけドラムで乾燥機にかけてあげることで良い「ほぐし」になり、完全乾燥するより電気代やガス代も節約もできながら手間も掛からないのでオススメです◎(これだけでもかなり柔らかくなります)
洗濯物が多いお家はすべての衣類を乾燥機で回すのも大変なのでおすすめです。
〈縦型洗濯機のみ場合〉
縦型の場合は本脱水を3分程度で洗濯機を止めて、一度止めて手でザッと揉み解して、さらに1分ほど脱水するのも効果的です。
(出来れば何回か繰り返したりするとより効果的。アナログにはなりますが…)
〈手軽にやりたい場合〉
効果は上のものに比べると弱いですが、干す時にしっかり「パンっ!」と広げて叩いて干すだけでも柔らかくするのには効果的ですよ(さらにアナログですが…)
お金も掛からないのも多いのでお試しあれ♪