飲食店勤務の方のお悩み…制服の油臭が落ちない時の洗濯法

こんにちは!

ブログを見てくださりありがとうございます!

5月も終わりに近づき暖かい(むしろ暑い!?)日が増えてきて本格的に衣替えをした方も多いんではないでしょうか^^

今年は暖冬だった影響で厚手のニットやマフラーなんかはあまり出番がないままでした。(MATINA店舗のある九州も今年は1度しか雪が積りませんでした;;)

今季1度も着なかったセーターやアウターなんかもあると思いますが、仕舞ったままで来年に持ち越すのではなく良かったら1度取り出して広げてみてください^^

去年の汚れが酸化してシミが現れてる。。や、虫食いになってる!なんて事もよくあります。

忘れがちなので(私だけ?w)衣替えのタイミングで一緒にするのがおすすめです^^

洗っても落ちない油臭・・・

さて早速ですが

今回はよくお客様に聞かれる事の多い「飲食店の制服の匂いが洗っても落ちないんです。。。」というお悩みについてです。わかります;よくありますよね;

洗い立てのはずなのに「あれ?まだ油っぽい匂いが・・」ってこと良くあるんですよね;;半ば諦めてるなんてお声もちらほら。。

いつもの洗濯で落ちないから仕方ない。。と諦めていませんか?

そんな時に実践できる簡単に真似できる洗濯方法をご紹介したいと思います!!

なぜ匂いが染み付いてしまうの?

これには『油』が主に関係しています。

油といっても様々ですが、染み付く原因としては

  • 調理中にはねてきた油が服に沢山ついてしまう
  • 目に見えないほどの小さな粒子になったものが油煙として制服の繊維の奥に吸着してしまう

揚げ物すると思っている以上に小さな油が周りに飛んでいますよね。。

ご自宅などでもコンロの近くにある棚の上などを触ってみてください・・・!油の微粒子が飛んでベタベタに・・・。換気扇ももちろん回していてもこの状況です。

特に油煙は空気中に漂っているため防ぎようがありません。焼肉屋さんなんかは全身で浴びてるといっても過言ではありませんねw

しかもその繊維の奥に吸着した油は、固まってしまうため普段通りに洗濯してもなかなか落ちません。それがさらに蓄積されていき「洗ったのにまだ臭う・・」という状態になってしまうという事です。

また時間が経過すればするほどに油は酸化してしまって酸化した油の匂いが飲食店での匂いが落ちにくい理由です・・・!

しかしポイントをおさえて洗濯すれば匂いも簡単に落とすことができます!次はその洗濯方法をご紹介していきたいと思います!

キーポイントは「温度」と「洗剤選び」

まず大事になってくるのが水の温度です!おすすめは50度前後です。

食器洗いをイメージしていただくとわかるように、固まってしまった油を洗い流すときお湯で洗ったほうが落としやすいですよね。繊維の奥に吸着した油もお湯につけておく事で落ちやすくなります。

そしてつけ置きをすることで、洗剤が中までしっかりと浸透して油汚れを浮かせてくれます。

つけ置きの目安は30分〜1時間ほどで大丈夫です。

そして洗剤選びも意外と重要で、おすすめなのがMATINA(マティーナ)商品でも人気の『肌に優しい液体石けん』

こちらはオレンジオイルがたっぷりと配合されていて、そのオレンジオイルには油分や皮脂を分解してくれる力があります。

普段のお洗濯にはもちろんの事、油汚れに効果的なのでこういった飲食店のユニフォームの油臭なんかにももってこいなのです◎

しかも柔軟剤いらずなのにふんわりとした仕上がりに、そしてほんのりと優しく香る柑橘の香りにも癒されます^^


また、油は酸性の汚れなので、アルカリ性である『白さを取り戻す酸素系漂白剤』をプラスで入れていただくとより効果がUPします◎

油が酸性?と疑問も残るかもしれませんが普段付着する多くの汚れは酸性の方が多いので迷ったら入れてみる形でも問題ないことも多いです!

油汚れや皮脂汚れはもちろんの事、除菌効果もあるのでダブル使いがおすすめです^^

こちらも同じく40度〜50度のお湯に溶かして使う事でより効果を発揮してくれます!

酸素系漂白剤は色柄ものにも使えるので、飲食店で支給されるお店の名前が入ったようなユニフォームでもお洗濯OKなのが良いですね♩

柔軟剤の使いすぎに注意!

匂いが気になるからという理由で柔軟剤を多用していませんか??

柔軟剤には繊維を膜でコーティングする役割があるので、「柔軟剤の香りで誤魔化そう」として規定量より入れ過ぎてしまうとかえって吸水性も悪くなります。

そしてそのせいで繊維の奥の油汚れまで一緒にコーティングされてしまい、油汚れがなかなか落ちず「まだ臭う・・」原因になるのです。

柔軟剤は良い香りだから♪と思って毎回いっぱい入れて洗濯してしまうのは油汚れにとってはあまり良くないという事ですね;;(柔軟剤についてはこちらで詳しく解説しています↓)

同じような理由で飲食店にユニフォームが「ポリエステル」などの合成洗剤だと匂いも取れづらくなってしまいます・・・!なかなかこれはどうしようもない部分も多いのですが、匂いの原因が油の粒子で、油と仲の良いポリエステルなどの合成繊維は落としづらいということを頭に入れておくと居酒屋に来ていく洋服などの参考になるかもしれません・・・!


では、すすぎの時どうすればいいの?とお声が飛んできそうなのでMATINA(マティーナ)的おすすめをご紹介します!

そう、度々登場の『クエン酸』です!

クエン酸を溶かした水を柔軟剤投入口に入れるだけ^^(すすぎのタイミングです)

クエン酸を入れる事で、アルカリ性の汚れである石けんカスなどを綺麗に落としてくれるほか、洗濯物の黄ばみなども防いでくれます。

制服が白シャツの方はぜひお試しください!

これで柔軟剤をたっぷり入れなくてもOKですし、油臭と混ざって変な匂いになる事もないのかなと

簡単に!洗濯機でまとめ洗いが楽ちん♪

上記で説明したように「温度」と「つけ置き」「洗剤選び」

この3点を意識していただくだけで驚くほど臭い残りが違ってきます!

  1. お湯+洗剤でつけ置き
    • 量がある時は洗濯機のつけ置きコースや浴槽でのまとめ洗いがおすすめ
  2. 酸素系漂白剤を入れる(あればでOK)
  3. 30分〜1時間後にすすぎを2回
    • そのうち2回目に溶かしたクエン酸を入れる

手順としては上記のような感じでOKです!!

理想はついた汚れをすぐに洗い流すのが良いんでしょうが、なかなか毎日お湯で手洗いするのは大変ですよね。。

もし何日分かのストックがあるようでしたら洗濯機にお湯をためてまとめ洗いが便利です!

バケツリレーが面倒なら、浴槽にお湯はりして入れてもOKですよ◎その際は残り湯ではなく新しく綺麗なお湯をはってくださいね♪

洗濯機の温水機能などもあります↓


今は便利なつけ置きアイテムもありますよ♪

こちらは四角いつけ置きバケツです!私も大好きなマーナというメーカーさんです^^この商品の素敵な所は、フタ付きでお湯の温度が冷めにくい事と、洗剤や洗濯ブラシを入れてそのまま収納としても使える所◎あと四角なので洗面ボウルや洗面台にあっても省スペースです。

こちらも四角でフタ付きという点ではマーナと似ていますが、使わない時は畳めてコンパクトになるのと、さらに洗濯板が付いていてつけ置きの時はその洗濯板を落とし蓋のようにして使うことも可能だそうです!発想がスゴイですね☆

こちらは容量23Lと大容量タイプの折りたたみ式洗い桶。便利なのは底に水抜き栓があるので重たい桶を持ち上げずる事なく水を排出できます。これは本当に便利ですね〜!こちらもたっぷり入るのに折り畳めるため省スペースが叶います^^

ニットの手洗いなんかにとても重宝する洗い桶、ぜひチェックしてみてください♪


いかがでしたでしょうか??^^

意外にも難しい工程はないのでやって試す価値ありです◎

油汚れなどが蓄積された制服が1回ポッキリの洗濯で臭いがなくなるというよりは、オレンジオイルの力で洗えば洗うたび油汚れが落ちていってくれるようなイメージですので

ぜひ何度か試していただけたら嬉しいです^^

また何かお困りごとや疑問点などありましたらコメントやDMお待ちしております^^


ランドリーショップ MATINA(マティーナ)
福岡県久留米市本町3-9
営業時間/毎週水曜〜金曜 11:00〜16:00
    /毎週土曜日 11:00〜18:00  

※日曜日・祝日は不定期営業

TEL 080-5209-1929
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ABOUTこの記事をかいた人

45年続くクリーニング卸売業の3代目。お客様であるプロのクリーニング屋さんに繊維や仕上げ方などを教わりながら、現在では洗浄技術などをプロのクリーニング店に提案するように。 より多くの方に身近な洗濯や洗剤、せっけんのことを知って暮らしを楽しんで欲しいとの想いから福岡に2017年からスタートした洗剤専門BUBBLEMAN STOREは、2022年に移転を機にブランドのフラッグシップショップ「Laundry shop MATINA(マティーナ)をオープン。 「洗い方」を伝えるランドリーブランド「MATINA(マティーナ)」はアパレルショップ、雑貨屋さんなどを中心に全国65店舗展開中。 アパレルショップの素材や洋服に合わせたメンテナンスの監修や、企業様に合わせたオリジナル洗濯洗剤の開発も行なっている。 販売店様では洗濯教室などの体験型のワークショップだったり直営店では毎週金曜日に手作り無添加石鹸教室なども行っています。