今回からお伝えしていく「洗い方シリーズ」は、単純に教えるというわけではなく、『一緒にどうゆう洗い方が良いのか』を考えていけたら良いなぁと思います。
ランジェリーの特徴
「洗う」ことでのランジェリーの大きい特徴は3つ。
- 肌に近いので汚れやすい
- デリケートなデザイン
- 形を崩さない(擦れなども)
そして使いたい洗濯洗剤は、肌に最も近いため経皮吸収などの心配からも「肌に優しいこと」と、もう一つがやはり「動かさなくても(ここポイント)汚れがしっかり落ちる」ことです。
叩き洗いが出来れば、汚れが落ちるものを使わなくても良い場合もあるのですが、「デリケートなデザイン」や「形を崩さない」ためにも、漬け込み洗いで【石鹸の力】と場合によっては【温度】の力で積極的に動かさずに洗って頂きたいと思います。
よってチョイスするのは
「肌に優しい液体せっけん」
こちらは、液体せっけんなので肌にもちろん優しいのですが、それだけでなく“オレンジオイル”の成分が汚れを分解し、「ゴシゴシ」擦ったり「グルグル」回さなくても汚れをしっかり落としてくれます。
洗ってみよう!
【洗う前に】
まずは洗う前にこの二つをチェックします。
①ホックを止めて
②パットを外す
ホックが他のところに引っかかったりするこもを防ぎます。
また意外とそのまま洗ってある方も多いのですが「パット」は外して洗ってください。乾きにくくなることで【カビ】などの原因にもなり得えますし、なによりそのまま洗うと付けたときの形を崩すことにも繋がります。
洗うならパットだけ出して単品で洗いましょう。
【洗おう!】
よくあるお問い合わせの一つとして
たくさん洗剤や石鹸を入れたほうがめっちゃ汚れ落ちるんでしょ??
という方がいらっしゃいますが、これはたくさん量を入れても、ほとんど意味はありません。
それよりもちょっとだけ「ぬるま湯」を使ってあげたり、「濯ぎを1回」増やしてあげたほうが効果的。詳しく知りたい方はこちらで検索を見ていただけると分かりやすいと思います。 →汚れ落ちのかけ算
①洗面器に1Lのお水またはぬるま湯
②肌に優しい液体石鹸を2ml入れます。
(限りなく少なく入れようとするくらいで十分!)
③よく混ぜて先に洗濯液を作る
④ランジェリーを入れて5分ほど漬け込み洗いします
(動かさなくてOK!)
⑤濯ぐ
しっかり濯ぎを行って終わりです!
あまり動かさずに揉み込むというより何度も濯ぐのがポイントです。
※汚れが気になる場合は、お風呂のぬるいくらいの温度で原液を付け、豚毛の洗濯ブラシだと生地を傷付けずにブラッシングできます。
洗濯機 or 手洗い?
ランジェリーはできれば、「洗濯ネット」に入れて洗濯機で洗うよりも、
『手洗い』でサッと洗うのがオススメです。
やってみると分かるのですが10分もかからない(絶対こっちが早い)のと、ランジェリーネットでもやっぱり「擦れ」が起きることもあるし、素材の痛みも早くなります。
洗濯は「洗う」だけで終わりではありません
【乾かす】
さて、乾かす工程で通常なら「脱水」すると思うのですが、ここでぜひ試してもらいたいのが『タオルドライ』です。
『タオルドライ』とは乾いたハンドタオルでサンドイッチすることで乾かすやり方。
9割くらいこれで十分水分取れちゃいます。
この時に上からポンポンと叩いてあげるくらいで十分で、揉み込む必要はまったくありません。
基本乾かし方は【平干し】をオススメしたいのですが、タオルドライで水分が抜けていれば、アンダー側orもしくは強度のある紐の部分からの吊り干しでも構いません。
ポイントは半分濡れた状態で形を整えながら乾かすと乾いたあとも形が崩れずに洗えます。このあたりは洋服も同じですね◎
ワイヤー入りの場合は左右をアンダーから吊るように干してあげてください。
干す場所も出来れば陰干しで直接紫外線のあたりづらいところで◎デザイン性の高いカラーのものも多いので「退色」の原因にもなります。
文章と見るとすごく難しそうだったり、めんどくさそうにも見えますが、やってみると10分もかかりません(本当に!)
ぜひぜひ、毎日のお洗濯に取り入れてみてくださいー♪