秋分の日も過ぎ、秋の風が入るようになってきた今日この頃・・・
夏服を仕舞われる前に皆様御存知でしょうか?
「透明の汚れ」が黄ばみを生んでしまうことを・・・!
今年の汚れ、今年のうちに
洗濯のお悩みランキング1位である「黄ばみ」
これは特に夏服の起こりやすい症状の一つです。
ですので今の時期に夏服から秋服に変わる今、最後に必ず行って欲しいことがあります…!
それは『今年の汚れをキチンと落として直すこと』です。
・翌シーズン出すと匂いがする
・直す前は黄ばみなんてなかったのに…
・なんだかくすんでる??
これは汚れが、きちんと落としきれずにクローゼットに直した結果、時間が経ち、黄ばみへと変化してしまっていたり、シミになってしまったりしている証拠です….!!
「直すときは綺麗なのに!!」
「ちゃんと洗濯しているのに!」
ほとんどの方がそう思っているはず。
そうなんです。
ほとんどの方はいつもの洗濯をして直してあげるのにも関わらず、この黄ばみや黒ずみが出てくる正体は見えない汚れである「透明な汚れ」によるものです。
見に目に見えない『透明の汚れ』の質が悪いのは、直すときは綺麗に見えるのに、時間が経つと後から現れてくる・・・というややこしい性質が生んだ汚れなんです。
身近にたくさんある『透明の汚れ』
目に見えない「透明の汚れ」は私たちが思っているよりたくさん溢れています。
代表的なもので言うと『皮脂』です。
他にも
・くだものジュース
・油シミ
・汗
などなど多くの汚れに該当します。
これは、洋服に汚れが付いたすぐは透明なのですが、時間が経過することにより空気中の酸素と結びつき「酸化」と呼ばれる現象を起こし、
見えない汚れ→『黄ばみ』『黒ずみ』に変化してしまいます。
リンゴの色が黄色に変色したり、
さつまいもの断面の色が変わるのも
同じ酸化現象です。
防ぐ方法は簡単!しっかり洗ってあげるだけ
どこに付いているか分からない「透明の汚れ」。
結論から言うと、直す前に最後だけは『しっかり洗ってあげるだけ』でOK!
拘らなければ手間もそこまでかかりませんし、少しずつ洗っていけばOKです◎
透明の汚れをキチンと落とす洗い方
①お湯を準備します。
※お風呂の給湯でも、温水が使える洗濯機なら温水にすればOK
②洗う量はいつもの2/3程度にする。
※しっかり濯いだり、しっかり汚れを落とすためには洗う洋服の量を少し控えめに。一緒に洗うのは日用品のタオルなどが混ざっても、ついででもOKです。
③「パワフル洗い」や「しっかりコース」など時間を掛けてしっかり洗うコースを選択する。
※洗う時間を長く、しっかり濯ぐことが大事なのでコースの中で適切なものを選んでください。
④「肌に優しい液体せっけん」80mlと「白さを取り戻す酸素系漂白剤」スプーン1杯(40g)を先に洗濯機に入れ、しっかり混ぜる。
※ここでは油汚れに強い液体石鹸を使用しますが、お持ちの洗濯洗剤でもOKです。
⑤後は洗濯機に任せて洗えばOK
肌に優しい液体石けん
液体タイプのリキッド液体石けんです。 オレンジオイルの力で残りやすい皮脂汚れや食べこぼしを分解しながら肌に優しい液体石けんでしっかり洗い上げます。 オレンジの皮から取れる天然オレンジオイルは皮脂や油分を分解する力があり、優しい石鹸でありながらしっかりと油汚れを落とします。
白さを取り戻す酸素系漂白剤
白シャツなどの黄ばみ・襟の油汚れを綺麗に復元する、人体にも安全な国産の酸素系漂白剤です。 黄ばみや黒ずみなど白の洋服をまた白く復元する酸素系漂白剤です。水と結合することにより、酸素と水素、二酸化炭素に分解され肌にも安全なので小さいお子様がいる家庭でもお使い頂けます。
以上が洗い方となります。
一度に洗おうとせずに、普段のお洗濯で余裕があるときに洗って、洗い終わった分から衣替えして直していくと、わざわざ時間を取らず負担がなく洗えます。
しっかり洗浄力を上げて洗っていきますので、洗う前に出来れば『洗濯槽のお掃除』を行なってから洗ってあげてくださいね!
洗浄力はしっかりある洗い方となりますので、洗濯機の状態稀に洗濯槽の汚れも浮いてくることがあります。
洗濯槽の洗い方についてはこちらから↓
レーヨンやキャプラ、アセテートには?
夏服によく使われている素材で一部注意が必要な素材があります。
縮みやすい特殊な素材である、レーヨン、キュプラ、アセテートなどが混紡されているお洋服については無理せず、プロにお任せするのも一つの手です。
これらの素材は手洗いを基本的に推奨なのですが、お湯で洗うとも縮んだり、シワになって仕上げが苦労したりするので、シーズンの最後くらいはクリーニングに出しておくのをおすすめします。
クリーニング店では通常、『ドライクリーニング』という溶剤で洋服を洗うのですが、縮みや、シワが最低限で済むことはもちろん、油汚れや皮脂汚れを落とすには最適な洗い方です。
さらにアイロンで仕上げまで行ってくれるので、シワになりやすいレーヨンやアセテートなども翌シーズン気持ちよく着ることが出来ます◎
黄ばみの原因となるのでは「皮脂」だけでなく、「汗」も黄ばみの原因になるので夏の最後だけは必ず、+αで「ウェットクリーニング(水洗い)」してあげることを強くオススメします。
すべての洋服じゃなくても良いので、家でも洗いにくくシーズンに1回出すだけと割り切るなら奮発してウェットクリーニングを行ってあげると翌シーズンも黄ばみなどに悩まされることなくお使いいただけます。