3月2日の「クリーニングやさんとナチュラルクリーニングを考える会」もあと僅かになってきました!
皆様ご紹介したいなぁと思いつつ、だいぶギリギリになりそうな予感しかしません!
今回は皆様気になる「シミ抜き」のカテゴリについて予習できるところは予習してみましょう!
シミって何だろう??
洗剤専門店BubblemanSTOREでもよく聞かれる質問の一つであるシミってなんですか??という質問。
クリーニング屋さんで、「こちらシミ抜きでよろしいですか??」と聞かれて、え、クリーニングに出してるんだからその料金で綺麗にしてくるんじゃないの??と思われた経験のある方も多いはず。
単刀直入にいうと、ここからここまでがシミです!!という明確な線引きはありません。
つまりそれぞれの自社基準の中で「シミ」と分類されるかどうかが決まります。
クリーニングとシミ
えーでもクリーニングに出してるんだから、綺麗にしてよー。
お家でも全然取れなかったから持ってきてるのにー・・・
ここからは会社様によってシミの定義は違うので、あくまで一般的な「シミの範囲」についてお答えしていきますね。
多くのクリーニング屋さんは、前回のランドリークリーニングでも取れない、 またドライクリーニングでも取れない そんな汚れのことを「シミ」と定義しています。
つまり、プロの洗浄でも取れない汚れ=シミという見解です。
シミは単純ではありません
そもそもなんで洗っても取れないか考えていくと、シミなのか汚れなのかの判別がつきやすくなります。
前回までのお話をまとめると、
- 水で洗うから水由来の汚れが取れやすい、ランドリークリーニング
- 油で洗うから油由来の汚れが取れやすい、ドライクリーニング
基本的に通常だとプロの洗い方はこのどちらかになります。
このどちらかだけでは済まない洋服や汚れを付いたものを処理するのが ウェットクリーニングでしたね。
しかし、汚れとなるシミはそんな単純なものばかりではありません。
例えば!
ワインのシミ
草木染めなどもあるよう、自然の力はものによっては繊維を染めてしまいます。染めるというのは衣類自体が色が変わってしまうということです。表面上のものではないので、これは洗浄では取れません。
ボールペンなどのシミ
ボールペンのシミもご家庭で取れる方法があったりしますが、量と使われているインクによって異なります。例えば水性インク。水性だから簡単にお家で落ちそうに思われがちですが、水性インクにはよりしっかり色を出すために顔料が含まれています。顔料とは砂のようなもので水にも油にも溶けません。つまり洗いくらいでは取れないんですね。
衣類の黄ばみ
衣類の黄ばみもお家で取ろうとするとハードルが高くなってしまいます。黄ばみもまた繊維自体が色が変わってしまっています。まぁ厳密にゆうとお家で取ることはできないことはありません。ただし、洋服自体の色も取ってしまう可能性があります。つまり取るのはいいけど、取りすぎちゃう可能性があるものですね。
食べこぼしなど
食べこぼしは正直何が付いたかによって大きく変わります。1種類ならお家で取れるものもありますが、食べ物は水由来の汚れ、油由来の汚れ、糖分に脂質、衣類が染まってしまう成分、具体的に言うとカレーとかは色んな汚れの複合物です。
まあこちらも挙げ出すとキリがないのでこのへんにしておきますね。
じゃあプロはどうやって??
じゃあプロはどのようにシミ抜きをしていくのでしょうか??
こんな道具を使ってシミ抜きをしていきます。これは業務用のシミ抜き機でガンのような形態の先から高圧でお水や油分の汚れを溶かし出す液体を部分的に噴出します。
噴出するだけでなく、同時に下から吸い取ることで周りの生地にダメージを与えず効率的にシミをかき出していきます。
もちろん、シミを浮かせるため数十種類の薬剤も組み合わせて溶かしだし、少しずつ部分的に洗浄していきます。
へー!この機械があれば、私にもできるのか!
何だかとっても簡単そうですが、なかなかそうもいきません。
なぜかと言いますと、これを例題に挙げてみましょう。
あなたなら何をまずやっていきますか?ちなみにこれはシミ抜きでは割と簡単な方と位置付けられます。
やっぱり黒い部分何かなーと思いますよね。
①プロはまず繊維を見ます。
②そしてその後に何で染めてあるのかを考えます。
シミが取れても洋服の色まで取ってしまってはいけませんからね。
③そしてこの汚れが何かなのかを考えます。
例えばケチャップだ!となってもケチャップが何から構成されているか考えないと答えは見つかりません。
④そしてこの汚れがついてどれくらいの時間が経過しているか考えます。
時間の経過によって、取れやすさや処理の強さが変わるため付いてどれくらいのものか考察します。
さあシミ抜き開始です!
シミ抜きのブラインドタッチ
もう一つ驚きなのが、プロのクリーニング屋さんはこれを目視だけで判断していきます。
全部が全部、いつ、どこで、何を付けたかなんてなかなか覚えている方少ないですからね・・・
もうこれは長年の経験と知識の集約でしかありません。
そんなシミ抜きについてお話いただくのは
そんなシミ抜きのお話をいただくのは、吉塚に本店のある泉屋クリーニング様。
福岡市内に7店舗あり、開催地である六本松からほど近い赤坂にも店舗があります。
fashion care cleaning IZUMIYA 本店
〒812-0046
福岡市博多区吉塚本町2-17
TEL 092-621-7227
こちらの泉屋クリーニング様もよくメディアにも出演してあり信頼できるお店です。
本店店内には、クリーニングの仕組みや汚れのこと、洗剤のことなどが分かりやすくイラストになり説明してあります。
シミ抜きはもともと「着物」からの歴史があり、泉屋クリーニング様は全国でも数少ない国家検定「染色補正技能」一級の資格を所有されている方が2人在籍されています。
色彩を操る
なぜ今回シミ抜きという皆様も興味深いジャンルを泉屋様にお声かけしたのか・・・。
よく見かけませんか?シミ抜き自慢!のような看板。
それは、洋服の色彩を復元する技術もお持ちだからです。
シミ抜きとはもちろんそのままですが、シミを抜いて取ること。
その上の技術に洋服の色彩を復元する技術があります。
洋服の色彩を復元できるからこそ、より頑固なシミでも果敢に挑戦することができるのです。
この辺りのお話はあまり聞きなれないと思うので質問していただけると良いなぁと思います。
こんなお話が聞けるのは・・・
□日時
3月2日(土) 13:30〜16:30
□ところ
福岡市科学館 サイエンスホール6F(地下鉄七隈線六本松駅直結)
□費用
おとな1人 3000円
15歳以下無料
□申し込み
事前申し込み制
下記URLより必要事項を記載しお申込みください。
https://ws.formzu.net/fgen/S2685702/
□お問い合わせ
BubblmanSTOREアカウント
各種DM及びお電話でのお問い合わせ
TEL 080-5209-1929
□注意事項
事前申込み制となり、当日の参加は原則頂けませんのでご注意ください。
会場前方にフラットシートをご用意しています。敷物などの準備が足りない可能性もございますので可能であればご持参ください。
お気軽に小さいお子様をお連れでお越しください。
フラットシート以外も通常の座席タイプのお席もあります。
キャンセルにつきましては原則不可となりもしご来場頂けない予定が入りました時はお友達などにお譲りください。