弱酸性ボディソープのお話

先日ある販売店様でSNS上でこんな質問が!!

よし、お答えしようと思った結果あまりにも長くなりすぎたのでこうやってブログにまとめさせて頂きました!

まず、以下SNS全文です!

前回ポストでランドリーのブランドMATINAをランジェリーを主体にしているHAVIENAが洗剤を取り扱う理由をここで改めて。

 

きっかけは手湿疹。
産後に様々な身体の変化を感じる方も多いと思いますが、私は手湿疹に悩みました。

 


その時に気になったのが、洗剤後に肌に残るぬめり。

すすいでもすすいで残っていて、その部分に小さな水泡ができ、痒みと痛みなどの不快感に悩まされました。

身近なママさんも悩んでいて、何とかしたいと思っていました。

 


そんなことを思ってしばらくしたあるとき、石鹸素地をこねてつくる石鹸づくりのワークショップがありました。

作った後、手についた石鹸を洗い流すとさっと泡切れがよく、手がキュッ、キュッ、と鳴り、ハッとしました。

 

合成の界面活性剤はいつまでも手にぬめりが残り不快だったのと全然違う泡切れの良さ。

聞くと天然の石鹸はアルカリ性で、酸性の皮脂汚れと出会うと、中和し洗い流される。

合成の界面活性剤は中和しないので、皮脂汚れをずっと、落とし続け、

本来残るべき脂分まで過剰に奪ってしまうので乾燥したり肌荒れになりやすいとか。

 


実際、よく洗い流しても洗剤成分は肌に多少残留するそうです。

天然の石鹸成分(アルカリ性)だと、弱酸性の肌の上で中和するけど、

合成洗剤は中和しないからどんどん奪ってしまうということ。

手湿疹の実体験とリンクして、めちゃくちゃ腑に落ちました。

また、天然の石鹸成分は洗い流された後、水のミネラルと結合し、石鹸カスができるけど、微生物が石鹸カスを食べて、二酸化炭素や、水、などに分解されます。

合成の界面活性剤は自然界に流れたときに分解されにくく、自然環境に影響を与えてしまう原因となります。

もともと石鹸は「油」と、「アツアツの木炭(アルカリ)」が、反応してできたもの。

そんなに複雑なものではないそうです。

洗濯機が開発され、当時の洗濯機の技術では石鹸カスがきらわれたことや安価だったことから界面活性剤入りの洗剤が普及しましたが、洗濯機の技術も向上し、また、環境や、肌への影響から石鹸洗剤は見直されてきています。

汚れを落とした後は、中和してそれ以上壊さないとか、なんてバランスの良い機能なんだ!と感動しましたが、自然界のものは基本的に何でもその、中和でバランスを取ります。

合成の界面活性剤は中和しにくく、少量でも汚れや皮脂などを落とし続けますが、それにより引き起こしている悪影響も実は多いことに気づきます。

 

環境を守るためにいろいろやることも大切とは思うけど、環境や、肌の本来持っている機能を壊さずに生活することのほうが大切ではないかと考えます。(病気になって対処するよりも生活習慣を改善して病気にならないようにするのと同じ発想です。)

 

そういう風に思って洗剤や石鹸を改めて選んでいく中で、出会ったのがMATINAでした。

一つ一つ、お客さまにご紹介する前に試しておりますので、実体験を語ることができます。

素人だからこその素朴な疑問をシェアしてお客さまと一緒に勉強していきたいと思っています。

例えば、石鹸がアルカリ性なら、「肌と同じ弱酸性~のボディシャンプーはせっけんじゃないの?」「皮脂汚れが酸性なら、弱酸性で汚れは落ちるの?」とか笑。

肌衣であるランジェリーも肌の汚れを落とす石鹸も”肌にふれる”という共通項があります。

多少なりとも洗剤が残留するなら、なるべく肌にストレスのないものを。

というのはランジェリーだからこそ特に気にしたいポイント。

 

そういう実体験と、環境を破壊しない、エシカルな選択(洗濯)は大切なことだという思いで、石鹸をお取り扱いすることにしました。

かつ、石鹸で洗うといいことが沢山ありました!

長くなったので、次はランジェリーのお洗濯について書きたいと思います。

🌿明日はアトリエ開けます😊

今日の画像、構図がダナエっぽい?

▲アトリエHAVIENA様より引用

こんな想いのお店に取り扱っていただけることが光栄です・・・。

すごく勉強されてあって感激しました・・・。実体験も含めてこの通りでしたので何も付け加えることはありませんがせっかくなので少し質問にあった

「肌と同じ弱酸性ボディソープ」についてアンサーとしてお答えしていければと思います。

 

 

弱酸性と中性と弱アルカリ性??

素朴な疑問にこの場をお借りしてお答えさせて頂きたいと思います

「肌と同じ弱酸性ボディソープ」についてのペーハーのお話です。

上のSNSの投稿にもありますよう、石油由来のものより石鹸が肌に優しいとされるのは界面活性剤(水に油を溶かす力)が中和され洗浄力を失ってしまうからといったお話でした。

その中で中和の要因となる弱酸性中性弱アルカリというのは少しまたジャンルが界面活性剤とは変わります。

これはペーハーというものになります。

 

では「弱酸性ボディソープ」が石鹸じゃないの??

といったお話から。結論から言うと弱酸性ボディソープのほとんどのものは石鹸ではありません。

石油由来のものから生まれた洗剤に当たります。

石鹸をシンプルに作ると、リキッドタイプであれパウダータイプであれ、「弱アルカリ性」になります。

ここからクエン酸などの酸性を加えると、中性域もしくは微弱酸性域の石鹸も作ることができますが、泡が立たない(洗浄力のない)石鹸カスの出やすい石鹸になります。

泡が立たない+洗浄力もないので「洗う」という本質的に考えると無理してそこまでして洗う必要があるのか?というお話にもなりそうな感じです。

 

 

体や手を洗うには別に石鹸カスが出て泡がたたなくて、洗浄力はありませんが、肌や体には安全で優しいので使い方を工夫すれば(体を洗う場合はよくお風呂に使って角質を落としてあげる、髪の毛はお湯だけで皮脂を流すなど) 全然影響はありませんので選択肢としてはありだと思います。

 

全てのものとは言えませんが、市販品の皆様がイメージされる弱酸性のボディソープはシッカリ泡が立つので、石油由来の洗剤であると思います。

 

石鹸って弱アルカリ性なの!?

肌に優しいと思っていた石鹸・・・・弱アルカリ性なんだ!

「えー!!でも肌が弱酸性だから弱酸性の方が肌に優しいのでは!?」

「石鹸は弱アルカリだから肌には刺激強いのじゃ・・・・」

といった疑問もあると思います。

石鹸は先ほどもお話したように「弱アルカリ性」

酸性である皮脂の汚れを落としながら、最後はマイルドになり中性となり界面活性剤の効果もなくなり流れていきます。

 

弱アルカリ性の場合

では弱アルカリ性が肌に対して良いのか?どうなのか?

例えば温泉で「弱アルカリ泉質」ってご覧になられたことはありませんか?

あれは、温泉水が弱アルカリ性ですよーってことです。

弱酸性でできた古いタンパク質の角質を取るのでヌルっとした感触になります。

古い角質を流すことで、新陳代謝を助け肌にが新しく生まれ変わるので肌が綺麗になるというわけですね。

ちなみに海も弱アルカリ性なので目に染みます(塩の影響のほうが大きいですが)

湯布院の温泉「山のホテル夢想園」より引用。由布岳の大パノラマ!九州に来られる際にはぜひ!

 

 

 

強アルカリ性の場合

では今度は「強アルカリ」。こちらは身近なものですとキッチン泡ハイターなどです。

中身が「次亜塩素酸ナトリウム」という成分なのですが、台所で触ってしまってずっと指がヌルヌルするーという経験はありませんか?

水で流しても流しても取れないヌルヌルの正体はタンパク質(皮膚)が強いアルカリ性によって溶かされています。

「なるほど、肌が溶かされているのか、納得、納得・・・・こわっ!」

これはもちろん皮膚にもよくありません。ハイターに手を突っ込んだりしないでくださいね。

指紋なくなります・・・。

 

 

強酸性の場合

では今度は「強酸性」。アルカリ性の話を聞くとなんか怖いから酸性の方がやはりいいじゃん!

となりますが、日常の身近ではないかもしれませんが、水垢取りクリーナーや体内で言うと消化する時に胃袋で食べ物が消化される胃液なども該当します。

嘔吐した時に喉が痛くなるのは、強酸性になったものが逆流するからなんですね。

 

 

まとめ

つまりまとめてしまうと、PHに関しましては「ほどほど」で要所要所で使い分けることがおすすめです。

弱酸性〜中性〜弱アルカリ性域のものでしたら、そこまで敏感になる必要はないかもしれません。

逆に肌の弱い方は強アルカリや強酸性域のものを扱うときは注意してくださいね。

 

お肌を洗う浴用、シャンプー、手洗いの場合

石鹸は弱アルカリ性ですが、浴用やシャンプー、手洗いやお風呂で肌に直接洗う場合はほとんどの方は弱アルカリ性の石鹸で問題ないと思います。

それを使っても乾燥してしまったり、痒みが出る場合などは中性、もしくは弱酸性の石鹸を使ってみてくださいね!

 

洗濯洗剤の場合

次に肌には間接的な洗濯洗剤の場合。

洗濯洗剤は衣類を洗うので、大前提に洗浄中は肌に極端に触れることはありませんし、何より一番はその後に大量の水(中性域)で濯ぐので、弱アルカリ性でも尚のこと心配する必要はありません。

弱アルカリ性の肌に優しい洗濯洗剤と白さを取り戻す酸素系漂白剤のギフト

漬け込み洗いなどで直接触れる場合のみ、極端に肌の弱い方などは手袋をしたり洗浄液に直接触れないようにしていただければ、より安心してお使いいただけると思います。

それよりも、濯ぎをしっかり行うことの方が大事です。

 

洗濯洗剤の場合は他のものと違って石鹸カスが発生するとそれが衣類に残り、

匂いや黄ばみが発生することがあるので、せっかく石鹸洗濯を始めてストレスにならないよう使い方だけは他の用途のものよりしっかり抑えてくださいね♩

石鹸カスが出ると言う理由から、洗濯では中性域の石鹸はあまりオススメはできません。

 

 

お皿を洗うキッチンの場合

実はお皿を洗う場合は石鹸はちょっとだけ難しいです・・。

食べ物と油や汚れが強烈なのでしっかりと洗浄力がないと少しストレスがかかるかもしれません。

一番良いのは予洗いしていただくことです。

予洗いとは先に酷い油汚れはお湯で流してしまい仕上げに石鹸を使って洗う方法です。

MATINAでも MATINAオリジナルソープ(KITCHEN)  というキッチン用ソープをラインナップしています。

こちらはココナッツオイル主体の石鹸で、石鹸の中でも油脂汚れを綺麗に落としてくれる優しい石鹸です。

手荒れがひどい方は洗濯洗剤よりシャンプーよりボディソープより長時間触れる時間の長いキッチンからチャレンジしていただくと、それだけで良くなることも多いです!

 

 

八女でご購入頂けるのは

最後にまたの機会にちゃんとご紹介させていただきますが、八女にアトリエのあるランジェリーブランドのHAVIENA様。

今回のきっかけになりました先ほどのSNSんも投稿されていたお店です。

お客様の肌に直接つけられるランジェリーだからこそ、優しく肌に優しいものを使っていただきたいとの想いからお取り扱いが決まりました。

日本のデザインにはない、ナチュラルで美しいデザインの肌衣専門店です。ぜひ足を運ばれてみてください♩

アトリエ ハヴィーナ

HAVIENA

福岡県八女市179-6

TEL 050-6872-5736

OPEN 土曜日 12:00〜17:00

オンラインショップはこちらからご購入いただけます

 

 

 

Bubbleman STORE(バブルマンストア)
福岡県久留米市大石町32黒田アパート102
営業時間/毎週土曜日 10:00〜17:00
TEL 080-5209-1929
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ABOUTこの記事をかいた人

45年続くクリーニング卸売業の3代目。お客様であるプロのクリーニング屋さんに繊維や仕上げ方などを教わりながら、現在では洗浄技術などをプロのクリーニング店に提案するように。 より多くの方に身近な洗濯や洗剤、せっけんのことを知って暮らしを楽しんで欲しいとの想いから福岡に2017年からスタートした洗剤専門BUBBLEMAN STOREは、2022年に移転を機にブランドのフラッグシップショップ「Laundry shop MATINA(マティーナ)をオープン。 「洗い方」を伝えるランドリーブランド「MATINA(マティーナ)」はアパレルショップ、雑貨屋さんなどを中心に全国65店舗展開中。 アパレルショップの素材や洋服に合わせたメンテナンスの監修や、企業様に合わせたオリジナル洗濯洗剤の開発も行なっている。 販売店様では洗濯教室などの体験型のワークショップだったり直営店では毎週金曜日に手作り無添加石鹸教室なども行っています。