洗濯の仕方できました。

イベント続きで久しぶりの投稿になってしまいました・・・。

でもたくさんイベントに出店できたので普段は遠くて来れないけどーなんてお客様ともお会いできたし、インスタグラムをいつも見ています!なんて声もチラホラ聞けたので地道ではありますが、発信していく大切さを感じた秋のイベントでした!

色々ご報告したいこともありますが、まずはわざわざイベントに足を運んでくださった皆様、この場を借りてありがとうございました♪今月は一旦お店に集中して、のんびり開店する予定なのでお洗濯や洗剤でお悩みの方はぜひ遊びに来てくださいね♪

 

洗濯の仕方できました。

洗濯洗剤専門店に一番興味を持たれたり、足を運んでくれるお客様で多いのがやはり「石鹸洗濯」でのお悩み。

もうすでに経皮毒や赤ちゃんのことを考えて試行錯誤でやって見たけど、あんまりうまく行かない・・・。そんなお悩みが多くいろんな洗濯洗剤を試してみて来られるという方が一番多いんです。なんだか使い方とか石鹸洗濯とか界面活性剤とかアルファベットや漢字が並んでてよくわからない・・という方がほとんどです。

食べ物なんかは最近意識が向いている方も多く、詳しい方も多くなって来たなーという印象があるのですが、洗剤や石鹸、洗濯に関してはよくわからない人ばかりですので安心して色々聞いてくださいね!

 

洗濯での石鹸の難しさ

体を洗ったり、洗顔だったり、シャンプーだったり・・・石鹸に変えていくのは、すごく考え方もシンプルなんで分りやすいんです。

使い方なんてものもさほどありませんし、普通に変えたらOKというものが多いんです。なので個人的にも我が家も自分が使うものは全て石鹸を使っています。もともと肌が弱く手荒れで当たり前という状況だった自分が気づかないうちに何の努力もせずに治っていたという経験が一番大きくて、ずっと使い続けています。

ただ洗濯で石鹸を使うにはちょっとだけコツがいります。

それは洗うものが、衣類であり素材や繊維も全く別の性質を持っているということと、ついている汚れもそれぞれライフスタイルによって違うということにその難しさがあります。

安定性が高く、コスパも安いし、泡立ちもすごく良い代わりに人体に対しても害がないとも言い難い、肌が弱い方にとっては悪さをしてしまう「洗剤」か、安全で分解性も高く、コスパもそんなに良くはないけど使い方次第で抜群の効果を示す反面、不安定なので使い方がうまく行かないと効果的に使うのが難しい「石鹸」。

なんだか難しい感じがしますが、基本さえ押さえれば日常のお洗濯は安心して石鹸でお洗濯できます。

石鹸独特の柔軟剤を入れなくても、フワフワになるあの感じは感動ものなんですけどね・・・♪

色々聞いても忘れちゃうって方に。

とは、言っても色々聞いても忘れちゃう。というそんな方のためにお持ち帰りできる「洗濯の仕方」のペーパーツールできました。とは言ってもこちらはプロトタイプ。内容は安心して参考にして頂いて大丈夫ですが、将来的にはオリジナル洗濯洗剤に合わせて正しい洗濯のやり方や動画コンテンツなども配信していきたいと考えています。

こちらはプロトタイプなので横浜のクリーニング屋さんリブレクリーニング様が作られた「クリーニング屋さんが作った優しい洗剤」専用の使い方です。洗剤の入れる量なんかは洗剤によっても違いますが、「石鹸洗濯」の基本は同じ。

お家で石鹸で洗っていきたいんだけどーという方も参考にして頂いても構いません。(厳密にいうと石鹸洗濯の方は中和などもしていただきたいのですが・・・)

詳しくはお持ち帰り頂いて大丈夫なのですが、大きいポイントは3つです!

簡単にご紹介いたしますね♪

  1. 洗濯槽は洗おう!
  2. 衣類を入れる前にしっかりと泡立てよう
  3. 濯ぎはしっかり!

①洗濯槽は洗おう!

まず石鹸洗濯を始める前に行っていただきたいのは、洗濯槽の掃除。洗濯機の中には内胴と呼ばれる普段見えている部分と普段は見えない部分とあります。普段見えている部分は今の洗濯機はステンレスでできているものが多いため抗菌加工などしているため比較的安心なのですが、厄介なのは目には見えない部分。

プラスチックなどでできているため、汚れや今まで使用していた石油系洗剤のカスなどがたまり、さらには湿気がとても多いのでカビや雑菌の温床になっています。部屋干し臭の原因が洗濯物ではなく、洗濯槽についたカビや雑菌からうつっている場合も多いんですよー!!

肌に優しい、安全性が高いが先行しがちな「石鹸洗濯」ですが、洗濯槽の定期的な掃除は石鹸洗濯でもないがしろには出来ません。それは石鹸が自然なものであるがゆえに、石油由来の洗濯洗剤よりも正しいメンテナンスを行っていないと雑菌やカビにとっても栄養分はすごく高い状態なので、定期的にメンテナンスしてあげないと石鹸洗濯を始めても臭いが・・部屋干し臭が・・・ということになってしまいます。

BubblemanSTOREでは、ナチュラルでありながら洗うたびに洗濯槽のカビや雑菌を善玉菌が食べてくれる洗濯洗剤なんてものもありますよ♪

掃除の仕方は比較的簡単。空っぽの状態の洗濯機に水位を満タンにしてお風呂で沸かしたてのお湯を給水します。なるべく温度が高い方が効果的なので気になる方はお湯を追加で加えてても大丈夫です(家庭用洗濯機は沸騰するほどのお湯には耐熱性がないため、50度〜60度くらいまでにしましょう)

そこに酸素系漂白剤という過炭酸ソーダと呼ばれるものを入れます。これは水と反応し水素と酸素と二酸化炭素に別れる時に漂白力がある薬剤で、除菌・脱臭効果・漂白効果を持っています。お店では国産の低温でも効果の出る国産の純度の高いものを販売しています。

市販の洗濯槽クリーナーもこちらが主成分になり、温度を高い温度まで上げる場合はどちらを使用して頂いても構いません。コストパフォーマンスは何回も使えるぶんお店で販売しているものが、リーズナブルではあります。

 

②衣類を洗う前にしっかり泡だてよう!

これは知ってある方も多いのではないでしょうか??「石鹸洗濯」を行う際には通常の洗濯機についている洗剤投入口に石鹸は入れません。まず洗う量に合わせた水を先に入れます。ここが慣れないとは思いますが、慣れてくると簡単なのでご安心ください♪

今の洗濯機は自動コースを選ぶと自動で洗濯物の量を計ってそれに合わせて水も入る仕組みになっています。石鹸洗濯の場合は手動でまず水を入れます。そこに石鹸を入れ、泡立てます。この時衣類を入れずに先に泡立てを行ってください。泡がたったらそこに衣類を投入して、通常の洗濯を行えば大丈夫です♪

と。ここまでは、ご存知の方も多いかと思いますのでもう一歩踏み込んでお話しますね!

なぜ石鹸洗濯だと泡だてる必要があるのでしょうか???

それは石鹸は洗剤と違いデリケートで不安定なため、正しい量を入れないと綺麗に洗濯できません。その正しい量の一番分りやすい目安が「泡がたつ」ということです。水に対して石鹸が少ないと泡が立ちません。この状態で衣類と汚れが入ると、石鹸カスが生まれ衣類が油くさくなったり、残った石鹸カスが衣類について痒みを引き起こしたりします。

逆に多すぎると、すすぎが困難になり何回もすすがないと衣類に石鹸分が残ってしまいます。

多すぎても少なすぎてもだめ。適正量が泡が立つタイミングと思っていただけると分りやすいかもしれません♪

 

③すすぎはしっかり!!

これは意外と知られていないのですが、石鹸洗濯でもすすぎは入念に行ってください!それは今の洗濯機の自動の設定にあります。世の中は今節水・時短ブーム。水を使う量が少なく、忙しい中短い時間で洗濯ができる洗濯機が売れるのです。ドラム式洗濯機は縦型洗濯機に比べて水を使う量が少ないのが特徴で、水も節約できるからエコだし、お財布にも優しいよね!!

確かにそれはそれで良いのかもしれませんが、そんな状態で洗剤の濯ぎ残りがあったり、それが原因でアトピーの方が増えたり、かゆみが出てくる方がいたりと、それで良いのでしょうか??

多くの方は洗濯機に衣類を入れて洗剤を適当に入れてボタンを押すだけ!という方がほとんどの中で自動で水の量も決まり、自動ですすいでしまう。すごく便利なんですが、考える余地や選択できる余地もすごく少ないのが今の洗濯機の実情です。簡単すぎてそこに原因があるとも考えなくなってしまうのも、昨今肌が弱い方が多い理由かもしれません。

ということで、自動コースの洗濯だとすすぎが少ない水量、少ない時間がデフォルトで設定してあります。石鹸洗濯に置いても中和の意味も含めて多くの水の量で濯いでください。仮にこれを読んでいる方で、石油系界面活性剤の洗濯洗剤を使用している方も少しでも洗剤残りを防ぐためにすすぎ時間は長く、なるべくたくさんの量で濯いでください。

もちろん衣類を詰め込みすぎないことも大事です♪

 

なんだか文章ばかりになってしまいましたが、石鹸洗濯を行う際に以上の3つを守っていただけるだけでも、状況はかなりよくなるのではないかなと思います。ぜひ実践してみてくださいね♪

 

洗濯のご相談はこちら↓↓

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営業時間/毎週土曜日 10:00〜17:00

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ABOUTこの記事をかいた人

40年続くクリーニング卸売業の3代目。お客様であるプロのクリーニング屋さんに繊維や仕上げ方などを教わりながら、現在では洗浄技術などをプロのクリーニング店に提案するように。より多くの方に身近な洗濯や洗剤、せっけんのことを知って暮らしを楽しんで欲しいとの想いから福岡に「洗剤専門店BubblemanSTORE」をオープン。「洗い方」を伝えるランドリーブランド「MATINA(マティーナ)」を立ち上げ、アパレルショップ、雑貨屋さんなどを中心に展開中。 販売店では洗濯教室、お店では無添加手作り石鹸教室なども開催している。 現在では、アパレルショップの素材に合わせたメンテナンスブックの監修や、企業様に合わせたオリジナル洗濯洗剤の開発も行なっている。